結婚して数年たつと、生活基盤も整ってきますね。
共働きをしているご夫婦も多いでしょう。
子供がいるご家庭ももちろんあるでしょう。
二人の時間を大切にした、将来のためにお金をためようと必死に働いているご夫婦もいらっしゃるかもしれません。
二人だけならまだ何とかなっているのですが、そこに義両親が絡んでくると厄介な問題が浮上してきます。
義両親と聞くと非常に気を遣う相手ナンバー1、2位ではないでしょうか。
しかも、世の中の常識が通じない人だったらどうしますか?
自分と価値観が真逆の人だったら? 考えるだけで億劫になりますよね。
非常識、無神経、関わりたくない数々のエピソードを例にとりながら、義両親の対処の仕方について今一度見直してみませんか?
義両親の非常識・無神経エピソード5選!
エピソード①ケチな義両親
★若夫婦の家に宿泊
結婚して2年目、30代の夫婦。共働き、子供なしです。
車で6時間ほどのところに住んでいる義父が泊りにくることになりました。義父の会社からは経費もでるのですが、自分の借金のために余裕がなくホテル代を浮かせたい一心からです。
さらに義母も来ることになりました。祖父の面倒から逃れたいのと、息子の住んでいる家をみたいからです。
二人とも一週間ほどは泊まっていくようです。
妻の意見としては、家にいる間光熱費もかかりますし、キッチンや冷蔵庫も使われてしまいます。義父の借金の一部の肩代わりもしています。妻にはそのお礼もなしです。
旦那様はたびたびで申し訳ないと謝罪はありますが、義両親の身勝手な行動に、堪忍袋の緒がきれそうです。
ご飯代やホテル代を浮かせたいからと若夫婦の家に泊まることが常識では考えられないでしょう。
義父の借金まで肩代わりしているとなればなおさらですよね。
キッチンも勝手に使われてしまうと、他のところも物色されたりするのではないかと気がかりになります。
もし何か事が起こったら旦那様とも大喧嘩になるに違いありません。
義父の出張は経費がでるのですから、よけいです。
若夫婦に経済的余裕があれば話は違ってくるのでしょうが、そうでなければ余裕はないとはっきり伝えたほうがいいでしょう。
まず旦那様から言ってもらいましょう。
旦那様のことを頼りなく感じていて、最初からあきらめムードも漂っていたのかもしれませんね。
文句をいうのではなく、常識的な範囲内で話し合ってみましょう。
お仕事が忙しいと時間もとれないでなあなあになってしまうかもしれませんが、一度腰をすえてきちんと旦那様と話し合ってみるのがいいでしょう。
そうすれば新たな発見もあるかもしれませんよ。
まだまだあります。
非常識・無神経エピソード。
いくつかあげて、簡単に、対処法の正解(かどうかはわかりませんが)、なぜその方法がいいのかを指南していきます。
エピソード②旦那の浮気
★悪いのはどっち?
旦那の浮気が発覚して離婚問題になった時、息子は悪くない。妻の方にしばらく実家に帰れと言ってきました。
夫婦間の問題ですので、義両親が口を出す問題ではないでしょう。
口を出したのは息子溺愛しているお母様だと思いますが、息子のやることに嫁のあんたが文句つけるんじゃない!と言われているようですよね。
悪いのは浮気をした旦那様の方ですので、強気な態度に出ましょう。
でないと同じ事が繰り返されるからです。
お母様に何を言っても水掛け論になりそうですので、ひとまず言うことだけ聞いて、あとは夫婦で話し合いをするのが一番です。
浮気は離婚原因の第一位です。
お母様の言っていることは完全なお門違いですが、話しあっても理解はしてもらえないと思います。
歌舞伎の方が浮気をすると、芸の肥やしだからそんなことぐらいで文句を言う方がおかしい、というのを聞いたことがあります。
それに従えとはいいませんが、許せる範囲の浮気なら、でんと構えていましょう。
次はないと約束してもらい、ノートに書いて印鑑を押すとか、証拠を残しておくのも手だと思います。
エピソード③整理整頓
★旦那様を教育する
義両親の家がゴミ屋敷、息子たちは甘やかし放題、躾もできてなくて、お金にもルーズ、全てにだらしなくて軽蔑している。旦那様も躾直している最中だが、うんざりするときがあります。
厳しいことをいうようですが、だらしのない生活、性格については結婚前にわからなかったのでしょうか?
わかっていたけど、優しい性格をしているとか、頼りになるとかの理由があり結婚されたのでしょうね。
旦那様を愛しているのであれば、目をつぶるしかないのではないでしょうか?
イライラしていちいち小言を言っていたらあなたが持ちません。
生活していけないほど借金があるとか、常識を超える範囲でしたら問題ですが、旦那様の良い面に目を向けて行きましょう。
生活しているうちにあなたのやり方が素晴らしいことに気づくはずです。
一つできたらほめてあげましょう。
何年かたてば変わっているはずです。
根気よく頑張りましょう。
エピソード④余計な一言
★やんわりと言い返す
余計な一言をいう義両親に辟易しています。
- 妊娠したと報告した時に、おめでとうの次に、「やることやってるのね」と言われました。
- 妊娠してつわりの時に「今の若い人はたるんでるな」と言われました。
言われた方はカチンとくる一言です。
言った方はおそらく悪気はないのかもしれません。
ここが困ったところですね。
言われた瞬間頭にはきますけど、黙っているとストレスがたまり、この一言がきっかけで険悪ムードになりますので、やんわりと言い返しましょう。
- 「若い証拠ですかねぇ」「コウノトリが運んできてくれたのでちょっとわかりません」軽くはぐらかすのがいいと思います。
- この一言は論外なのですね。絶句してしまいそうな一言です。
「若くありませんから」「つわりがあった方が丈夫な子供ができるそうですよ」などですかね。
エピソード⑤金銭問題
★常識がかみ合わない
結婚式のご祝儀を勝手に開けて、お返しの分は引いておいたからと、一つにまとめた現金と袋を渡されました。
あっけにとられる行動ですね。
何をしても許されると思っているのでしょうか。
「そういう人なんだ」と心して付き合っていくしかないでしょう。
このエピソードからもわかるようにお金に対してシビアな人のようなので、金銭問題が絡んでくるときは、事前に相談しておいた方がいいでしょう。
⑤の例に限らず、金銭問題は非常にシビアな問題です。
揉め事がおこらないように夫婦間でよく話し合っておきましょう。
常識といいますが、何が常識かというのはその人本人の中にあるものです。
育ってきた環境の常識、両親から言われてきた常識など。
思い込みを捨てて、お互い歩み寄れる解決ができるといいですね。
非常識・無神経の義両親と関わりたくない!
上記のエピソードからもわかるように、義両親は「自分たちが一番正しい」とかたくなに信じているのかもしれません。
何十年もそのようにして生きてきてしまったし、自分の両親からも特にいわれることはなかったのでしょう。
人それぞれ考え方が違うのが当たり前なので、折り合いをつけるためには言葉で話し合うということに尽きるかもしれませんね。
今後はどのように付き合っていけばいいのでしょうか。
もし話し合いをしてもお互い理解できないと思った場合、同じ土俵にはのぼらない方がいいかもしれません。
冷静に相手を見ましょう。
自分とは考え方が違うのだからと割り切りましょう。
表面上だけの付き合いになってしまうかもしれませんが、波風立たせない唯一の方法です。
絶縁でもしていない限り、嫌いだからという理由で会わないのは大人の対応ではないかもしれませんね。
顔を合わせることで過度のストレスがたまるようなら、ノートに書いてうっぷんを晴らしましょう。
文章なんてかけないというあなた、なぐり書きでいいんです。
誰かに見せるわけではないのですから。
そうするともっと冷静に義両親を見ることができるようになってきますよ。
試す価値ありなのでやってみてください。
今はコロナ禍を理由に会えない理由は作れるかもしれません。
しかし、コロナを理由にすると記事が進まないので、ないと想定して書いてまいります。
では、なるべく関わらないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
お正月やお葬式など、主な行事だけ出席するというのはどうでしょうか?
子どもがいれば、また口出しをしてくるでしょうが、そのへんは聞くふり、素直なふりしてスルーしましょう。
どうしても譲れない時は言葉にしてもかまいません。
妻(夫)はロボットではないのです。
逆に関わった方がいいタイミングなどはあるのでしょうか?
非常識で無神経な義両親とお付き合いしていくのは難しいでしょう。
いったい何が非常識で無神経なのかと考えると、三者三様だということです。
「郷に入っては郷に従え」という諺があります。
極端な例かもしれませんが、海外旅行に行くとなったら騙されたりしないように、相手の国を研究していくのではないでしょうか。
旦那様(奥様)に義両親(ご実家)のことを根ほり葉ほり聞いて、研究してみましょう。
案外面白い発見があるかもしれませんよ。
旦那様(奥様)が実両親と仲が悪くてという方もいらっしゃると思いますが、仲が悪い原因があるはずです。
機会を設けてじっくり聞き役に回ってみましょう。
旦那(妻)にはどのように伝える?
旦那様(奥様)と大事な話をするときはどこで話していますか?
リビングですか? 寝室ですか? 散歩しながら? カフェですか?
何処でもいいのですが、大事な、じっくり聞いて欲しい時は、いつもと場所をかえてみましょう。
高級レストランなどに行く必要はありません。
いつも「話があるんだけど」と夜遅くにリビングで話しているようなら、カフェに行って話してみるだけでも心構えが違うと思うのです。
お互い忙しくてそんな暇はないかもしれません。
さらに、小さいお子様がいる場合はそれもかなわないかもしれません。
その場合は、お子様が寝静まったあと、リビングの雰囲気を変えるだけでもいいかもしれません。
暗めの雰囲気にしてクラシックを流すとか、そのへんは工夫次第です。
話がある、都合のいい時に時間を取ってほしいと相手に予約をしておきましょう。
「ねえ、聞いて、頭にきちゃう」などといきなり切り出してはいけません。
決して聞いてはくれませんよ。
つまり、それだけ自分は義両親の事で悩んでいる、大事なことだから真剣に聞いてほしいと訴える雰囲気づくり、いつもと違う雰囲気を作りだしておくのです。
義両親のどこに我慢ができないのか、筋道たてて話しましょう。
義両親のことを目の敵と思っているのではなく、仲良くやっていきたいから聞いてほしいという姿勢を見せましょう。
そして、夫婦で結束を固くしましょうね。
文句やグチではなく話し合いをするのです。
常識のある旦那様(奥様)でしたら、きっと理解してくれますよ。
義両親の非常識・無神経さに我慢の限界!離婚は可能?
旦那様(奥様)と話し合った結果、残念ながら、どうしてもうまくいかない場合もありますよね。
最初は義両親に歩み寄ろうと思っていたのですが、育ってきた環境の違いもあるのでしょう、互いの価値観に折り合いがつかない場合、離婚もあり得るのかもしれません。
義両親の非常識・無神経さもレベルがあるのです。
義両親の非常識・無神経さを旦那様も受け継いでしまっている場合ですね。
こんな例がありました。
旦那様には母親しかいません。
旦那様のお兄様はいますが、細々とした稼ぎがなく、小さい頃から貧乏です。
妻側の両親は人に関わるのが好きではなく、妻が実家に帰らなくても何も言ってきません。
妻の方が年収は多いので、旦那様のボーナスの半分はお母様がくれと催促してきます。
妻には何の相談もありません。
ある時お兄様が自営業になるので資金を出してほしいと言われ、今までお金のことに関しては黙っていましたが、お金を出したくないと言ったら、嫁に来たのだから家を助けるのは当然のように言われ、旦那様も同じ考えだと知り、離婚を切り出したそうです。
旦那様から常識のないやつといわれ、人に平気でお金を借りる人は非常識ではないのですかと返したら、殴られたそうです。
それからはすべて弁護士を通して話し合うようにして、離婚となったそうです。
精神的に追い詰められ、動悸、息切れがする。
不眠症になり眠れない日が何日も続く、うつ病になってしまう。
徐々に追い詰められていくので、こうなる前に対処できたらいいのですが、性格的に言いだせない人もいます。
しかし、人生はあなた自身のものです。
結婚したのは幸せを分かち合うためですよね。
楽しい苦労ならし甲斐もありますが、そうでない苦労はする必要ないと思います。
話し合っても理解できない場合は離婚もやむを得ないでしょう。
しかし、義両親と馬が合わないという理由で離婚はできません。
何故なら、結婚すればついてくるのが義両親や親せきだとわかっているからです。
お互いが離婚理由に納得がいっていれば別ですが、そうでない場合は、それだけが理由で離婚とはならないでしょう。
下記にリンクを貼っておきますので、よろしければ参考になさって下さい。

裁判の例では、おおよそ50万円から500万円の間が多いようですが、話し合った結果、100万円から300万円で落ち着くことが多いようです。
DVや浮気など、請求の理由となる苦痛の大きさや期間の長さによって、金額は大きくなる傾向があります。
下記にリンクを貼っておきますので、よろしければ参考になさって下さい。

悩む前にまず相談をしましょう。
友人やご自分のご家族にも言いづらい場合、配偶者はもとより誰にも相談できない場合は、電話相談という手段もありますので、トライしてみてはいかがでしょうか。
こちらも以下にリンクを貼っておきますので、参考にして下さい。
まとめ
- 子どもができると、お子様の事に口を出してくる義両親はゴマンといます。今回は義両親の余計な一言や身勝手な行動、金銭問題など、結婚して義両親がいるのはわかっていたけれど、「こんなはずではなかったエピソード」を紹介しました。
- 義両親と関わりたくない場合は、お互いの常識は相手の非常識と考えを改める。相手を研究する。折り合いがつかない時は必要最低限のお付き合いをする。
- 場所をかえて話し合ってみる。義両親と歩み寄る努力をしてみる。
- 話し合った結果、どうにも埒があかない場合は、離婚も視野に入れる。そのことで精神的障害が発生したとか、暴力的な行為があった場合などまで発展しないと離婚はできないようです。相手に義両親がいるといのはわかっていたのだから、苦手だからという理由だけでは弱いようです。
自分の常識はあいてにすれば非常識なのかもしれません。
世間一般の尺度で考えず、夫婦間の基準を話し合い、ここまでは許せるけど、ある一線を越えたら我慢の限界というのを決めておくといいですね。
非常識な両親と関わっていくには、同じ土俵にたたないのが一番かもしれません。
縁あって知り合った人たちです。
うまくやっていけることを心からお祈りしております。
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