- 「子供の時に育児放棄をされた事で何か自分に悪影響はないのかな?」
- 「育児放棄おされた事の傷がなかなか癒えない」
- 「育児放棄をされた事は周りの人から見てもわかるの?」
子供の頃に育児放棄をされた経験がある方であれば、このような悩みがあるのではないでしょうか。
親が育児放棄をしたことによる自分への影響とは、どのようなものがあるのかすごく気になりますよね。
この記事では、子供の頃に育児放棄をされて辛い経験をお持ちの方向けに、その傷の癒し方や育児放棄による影響をご紹介していきます。
この記事を読んでいただければ、不安に思っているお気持ちが少しでも和らぐはずですので是非ご一読ください!
育児放棄をされた子供の影響は?
育児放棄をされた子供は大人になるとどのような影響が残っている?どのように子供の影響を受けている?
育児放棄をさされた事に心に大きなダメージを負ってしまっています。その心のダメージが大人になった今でも影響してしまうなんてことも・・・
ではその影響とはどのようなものがあるのかご紹介していきますね。
他人の気持ちが理解できない
幼い頃、一番コミュニケーションをとる相手は親になりますよね。しかし、育児放棄をされたことで親とのコミュニケーションが取れなくなります。
自分の気持ちをうまく伝えたり、相手の気持ちを察知することは練習なしでは難しいものです。
親は子供にとって最高の練習場でありますから、その練習の機会がないために他人の気持ちが理解できない影響が出てしまうという訳です。
不安を感じやすくなる
子供時代に体験した怖いことや不安に思ったことは身に染みて覚えていますよね。ひどい場合はトラウマになってしまうなんてケースも多々あります。
育児放棄は子供にとってみればすごく不安で怖いことなのです。
- 「育児放棄をされた原因は自分にあるのではないか」
- 「自分は不必要な人間なのではないか」
- 「また捨てられないだろうか」
というように考えてしまうことで自分に自信が持てなくなってしまいます。
不安を感じやすい人は、子供時代にあまり褒められた経験がなかったり自分の意見に共感してもらえなかった人が多いのです。
親が育児放棄をしているのであれば、褒めてもらったりすることがありませんので不安を感じやすい人になってしまうのです。
依存体質になる
親から愛情をもらったことがない過去があるからこそ、その愛情を求めて恋人や友人に愛情を求めてしまい依存体質になってしまうことがあります。
愛情をもらっている時というのは、すごく幸せな気持ちになりますよね。また、好きな人と一緒にいることでつらい事を一時的にでも忘れることができます。
育児放棄をされたことは心にとって大きな傷ですよね。そう簡単に癒えることが難しいと思います。
簡単に癒えることが難しいからこそ、つらい気持ちを癒すために、好きな相手に依存してしますということですね。
周りから育児放棄の影響はわかってしまう?
大人になってから育児放棄をされたことの影響は周りにわかってしまう?
育児放棄をされた事はあなたが話をしない限りわかりません。しかし、育児放棄をされた事による悪影響は、長い間一緒にいる周りの人にばれてしまう可能性はあります。
前章で育児放棄をされた子供の影響を3つご紹介しました。
その影響は
- 「他人の気持ちが理解できない」
- 「不安を感じやすくなる」
- 「依存体質になる」
でしたよね。
こういった癖は、人に言われて初めて気づくものです。ただ、気づいたとしても治すことは長期間のケアが必要になります。そのケア期間中に上記の影響が表に出てしまうと周囲の人は「何かあったのではないか」と考えてしまうのです。
育児放棄による影響はできるだけ他人に気づかれたくないですよね。
後の章で育児放棄による影響をできるだけ少なくする方法をご紹介していきますね。
なぜ親は育児放棄をするのか?
育児放棄をしてしまう親の特徴、原因は?
なぜ親は育児放棄をするのでしょうか。自分に子供ができたとしたらすごくかわいく感じるでしょうし精一杯愛情を注ごうと思いますよね?
しかし、実際に育児放棄をする親も一定数いるのでその親の特徴やその原因を見ていきましょう。
特徴1:望んだ結婚ではなかった
望まない結婚とは、できちゃった結婚や妥大きな妥協をした結婚などがあります。
大多数の方は、子供を作ろうと計画して妊娠・出産をする流れになりますがなんらかの原因で望まぬ妊娠をするなんてこともあります。
はじめのうちは妊娠してうれしいという気持ちがこみあげてきます。しかし、子供が成長するにつれて育児の大変さも増すことで育児の大変さやそのストレスによって育児放棄をしてしまうことがあります。
また、若いうちにできちゃった婚をしたことで金銭的な面でも非常に苦労します。若いうちの給料で子供の育児をするということは厳しいのです。
金銭的理由から夫婦関係がギクシャクして、子育てがおろそかになるなんてこともあるわけです。
特徴2:自分勝手な行動が多い
自分勝手な人は自分中心の事をする人が多いですよね。自分の意見が合わなかったら不機嫌になったり、約束を平気で破ったり。
これは子供の頃、周りから甘やかされてきたことによって自分勝手な行動をとってしまうようになるのです。
ほしいもの、やりたい事は不自由なく与えられ、親から叱られたことが少ない人は大人になっても自分勝手な行動をしてしまいます。
本来であれば育児や家事をする必要があるのに、自分の趣味や友達を優先してしまうことで育児放棄をしてしまいます。
私の知人にも育児を全くせず、話しかけられたこともめったにしない母親がいたと聞きました。
ろくにごはんも作ってくれず、また話かけてもくれないのですごくつらい思いをしたといっていました。
特徴3:親も虐待されていた
親から愛情をもらえず虐待をされてきた事でストレスが溜まり、鬱などの精神疾患になります。
鬱になってしまうと、自分のことで精いっぱいになり子育てをする気力がなくなってしまうものなのです。
また、母親からしっかりした子育てをされてこなかったことでどのように子育てをしたらいいのかわからなくなるのです。
子育てをされた事がある人にとっては自分がされた事をしてあげればいいので比較的容易にできます。しかし、子育てをされた経験がない人からしてみればどのようにしてあげたらいいのかわからない事が当然ですよね。
育児放棄をされたことの傷を癒すには?
育児放棄をされた傷をどのように癒す?
育児放棄をされた事による傷は非常に大きなものですよね。
その大きな傷をすぐに完治させることは難しいですが、今からご紹介する方法を実践いただければ少しずつ気持ちは楽になりますので是非参考にしてください。
人に話す(相談する)
自分の中の、モヤモヤを友達や恋人に話したら少し楽になったという方多いのではないでしょうか。
一人で考え込んでしまうとどうしても悪い事ばかり考えてしまったり、余計に不安に感じてしまうものです。
ですから、自分の中で何か不満に思っている事があれば誰かに話をするようにしてください。きっと友人や恋人はあなたの気持ちに寄り添ってくれるはずですし相談にも必ずのってくれます。
相談しても解決しないだろうということで話をしていないという意見もあると思います。しかし、相談の効果は問題を解決するだけでなく自分の気持ちに共感してもらうことで気持ちが楽になるという効果もあるのでおすすめですよ。
感情をさらけ出す
感情をさらけ出すとは、例えば
- カラオケで大声で歌う
- 思いっきり泣いてみる
- 思っている事を口に出す
ということがあります。
大声を出すことで自立神経が安定するようになり、ストレスが軽減されるようになります。泣くことはストレスの原因を体外へ放出する役割があるといわれています。
感情を表に出すことはストレス発散にもなりますし一人でも行うことができます。
怒りや悲しい感情を抑え込もうとすることってすごくしんどいことですよね。私の場合、腹が立ったりする時は友達に連絡して愚痴を聴いてもらったりすることも多々ありました。
時には感情をコントロールせず、ありのままをさらけ出すことも大切ですよ。
心の傷や辛い記憶を消す方法は?
「傷を癒す方法はいいけど思い出したらまたつらくなるじゃないか」というふうに思うかもしれません。
もちろん記憶を消す方法はありますのでご紹介していきますね。
趣味や仕事に熱中する
何かに集中している時や熱中している時はほかの事なんて、見向きもせずその物事に集中してしまいますよね。
別の物事に集中できるということは過去の嫌だった記憶を、思い出す時間を与えないということにつながります。
また、何かに熱中・集中できる時間を設けることで心のリフレッシュもとれるようになりますので何か熱中するものを見つけるようにしてください。映画や旅行、バラエティー番組を見るなどなんでもかまいません。
思い出のものをすべて捨てる
他人からもらったものをふと見てしまうと、もらった時の思い出がよみがえってきますよね。その思い出が楽しい思い出であればあなたにとって大切にすべきものの一つです。
しかし、逆につらい過去を思い出してしまうような物であった場合はすべて捨てるようにしてください。理由は、思い出のものを見てしまうだけでつらい過去の事を思い出してしまうからです。
嫌な思い出を消し去りたいということであれば親との縁を完全に断ち切るような気持ちで、思い出のものはすべて捨ててしまいましょう。
ポジティブに考えてみる
育児放棄をされたことは非常につらい事ですよね。その過去をつらい過去だと思っているのであればふと思い出した時に悲しい思いをしてしまいます。
しかし、「あの時のつらい過去があったからこそ今の自分がいる」「自分はああいう親には絶対にならないようにしよう」と考えるようにすると感じ方が変わりますよね。
私も嫌な事があった時はこのようなポジティブ思考法をよくやっています。心のダメージも少なくすることができるだけでなく、次に活かそうという心づもりもできますよ。
育児放棄をした親を訴えることは可能?
大人になってから親を訴えることは可能?
訴えることは可能です。
しかし、誰でも可能という訳ではありません。精神的障害や大きな傷を負っているのであれば大人になってからでも訴えることはできます。
そうでない場合は虐待を受けてから3年以内でないと訴えることは難しくなってしまうのです。親を育児放棄で訴える場合保護責任者不保護罪とういう罪に当たります。
”老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する。”
出典元:刑法|e-Gov法令検索
つまり、適切な食事や育児をしていないと罪になりますよ、という内容になります。
どのように訴える?慰謝料の相場は?
弁護士に依頼して訴えるようにしてください。弁護士に依頼することのメリットとして訴訟の手続きや書類作成などの面倒な事を請け負ってくれます。
もちろん自分でも訴えることはできますが、無理難題な慰謝料請求を行い平均相場である200万円の請求ができなくなる可能性だってあります。
弁護士を介して訴えを行うことで、スムーズに交渉もできますしこちらの真剣度を相手に伝えることができますよ。
まとめ
育児放棄をされた子供が大人になったらどのような影響があるのか、また、傷の癒し方など紹介してきました。
ここで一度ポイントをおさらいしておきましょう。
- 育児放棄をされた子供は大人になると他人の気持ちが理解できなかったり不安を感じやすくなる
- 育児放棄をされたことの影響は言わなければバレないがいずれはわかってしまう
- 育児放棄をしてしまう親は自分勝手な行動が多かったり親も虐待されていたという特徴がある
- 育児放棄をされた傷を癒すには人に話したり感情をさらけ出す
- 記憶を消すには趣味や仕事に没頭したり思い出のものを捨てる
- 親を訴えることは可能だが3年以内という制限がある
傷の癒し方を2つご紹介しました。
友人や恋人に話すことがおすすめですよ、と本文でご紹介しましたがちょっと知り合いには話しづらいという方もいるのではないでしょうか?
たしかに、自身が深刻に悩んでいるからこそ友人や恋人に相談しづらかったり「どうせ解決しないだろう」と思ってしまう気持ちはわかります。
実は友人や恋人以外にも相談にのってくれる方がいます。
それは電話占い師です。
電話占いを利用すれば、周りの人に知られずに相談することができますし数多くの人の相談に乗っているいわばプロの方でもあります。
無料相談もあるので是非一度ご利用されてみてはいかがでしょうか?
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