- 「自分の親は過保護?」
- 「周りの人と感覚が違う気がするけど、過保護な親のせい?」
- 「親に過保護をやめてもらうには?」
過保護な親がいる方なら、このような疑問や悩みをお持ちではありませんか?
私自身も、末っ子で両親に甘やかされてワガママに育ち、大人になってからも仕事が続かず転職を繰り返すなど、社会に適合するまでに長い時間がかかりました。
これから紹介をする『過保護な親への対処法』を実践すれば、誰でも簡単に過保護な親から自立して、自分の人生を楽しく過ごせるようになります。
こちらの記事では、何でもしてくれる親に育てられて何もできない大人になり長い社会経験を経て、ようやく過保護な親から自立して暮らせるようになった私の実体験をもとに、過保護な親の子供に対する影響や、対処法について説明します。
以下のポイントを解説します。
- 過保護な親が増えた理由とは?
- 過保護な親や、過保護に育てられた子供の特徴は?
- 過保護な親がうざい!
- 過保護な親に育てられた子供は周りにわかる?
- まとめ
5分ほどで読める記事ですが書いてあることを実践すれば、あなたも過保護な親についての理解が深まり、より良い関係になれますよ。
過保護な親はなぜ増えた?
そもそも過保護とは
「過保護」とはその字のとおり、親が子供などに過剰な保護を与えることを意味します。
具体的には、
- 1人で着替えができる年齢の子どもの服を親が選んで着せる
- 学校で忘れ物をすると飛んできて届ける
- 子ども同士のささいなケンカにも介入をする
など、子ども自身ができることにまで親が手を出し、子どもがあらゆる失敗をしないように必要以上のサポートをします。
近年では「過干渉」と表現されたり、旋回するヘリコプターのように上から子どもを監視していることを指す「ヘリコプターペアレント」と呼ばれることもあります。
過保護な親が増えた理由とは
日本では戦後から徐々に核家族が増え、洗濯機や冷蔵庫などの家事を簡単にする電化製品が登場するにつれ、母親と子供の接する時間が長くなり「過保護」という言葉が使われるようになりました。
少子化により、ますますその傾向は強まってきています。
過保護な親や、過保護に育てられた子供の特徴は?
過保護な親と過保護に育てられた子供の特徴的なポイントを紹介します。
過保護な親の特徴
子育て以外に熱心になれるものがない(趣味、仕事など)
興味の対象=子供の親は、唯一の生きがいが子供になってしまうので、過保護・過干渉になりがちです。
子供に自分の夢を押し付けている
低学歴の親が教育熱心になったり、自分が子供の頃にしたくてもできなかった習い事を子供に強要するなど、親が果たせなかった夢を押し付けます。
心配性・不安症
子離れできない親は、過度の心配性や不安症である場合が多いです。子供がいじめられたら…ケガをしたらどうしよう…と必要以上に心配をして、学校での教育や子供同士の小さなケンカなどにも余計な介入をしてしまいます。
過保護に育てられた子供の特徴
自分で何も決められない
親が先回りして全てを用意してくれるので、自分で物事を決められる年齢になっても、自分は何がしたいのか、ベストな方法を選択できなくなります。
失敗を他人のせいにする
困ったことがあるといつも親が介入して助けてくれるので、失敗をすることに慣れていない大人になり、問題が起こっても他人のせいにして自らの失敗から目を背けてしまいます。
うつ病になりやすい
親に過剰に守られて育てられてきた子どもは、社会人になっても世間の厳しさに適応できず、うつ病を発症する確率が高いと言われています。
過保護な親がうざい!
過保護をやめてもらうには?過保護な親への対処法は?
離れて住む
気軽に会えないくらいの離れた場所に住むことで、親の監視を回避します。
初めは心配して頻繁に連絡がくるかもしれませんが、あなたが遠方でもしっかりと生活しているのが分かれば親の安心につながり、だんだんと落ち着くでしょう。
聞き流す
親の過保護に正面からイライラするよりも、自分の事を考えてくれているからだ、と割り切って聞き流したほうが精神的に楽になるはず。
ルールを決める
門限は◯時まで・洋服は自分で選ぶなど、親子間でルールを作り、親に口を出させない環境を作りましょう
過保護な親に育てられた子供は周りにわかる?
過保護に育てられた子供はわがまま?周囲の人にわかってしまう?他人からどう思われるのでしょうか?
過保護に育てられた私の経験から話しますと、ワガママかどうかは親の過保護に対する自身の受け止め方や育った社会環境で変わると思います。
親の過保護は子どもへの深い愛情があるからです。その点を理解し感謝の気持ちを持つと、何から何まで手出しをする親にウンザリすることがあっても、それほどストレスには感じなくなります。
残念ながら世の中の全ての親が子どもを正しく愛してくれる訳ではないので、身近に家庭環境が複雑な人がいたら、あなたがどれだけ幸せなのかを実感することでしょう。
過保護に育てられた子どもは小さな頃はたしかにワガママかもしれませんが、学校で失敗をして自分1人で解決しなければならない問題に直面したり、先生に怒られたり友達とケンカをした経験などを乗り越えることにより、精神的に成長していきます。
まとめ
- 「過保護」とは、親が子供などに過剰な保護を与えることを意味し、少子化により過保護 な親は増えている。
- 過保護な親は子育てが生きがいになっており、過保護に育てられた子どもは、自分で何も 決められない・失敗を他人のせいにする・うつ病になりやすい傾向がある。
- 過保護な親への対処法は、離れて住む・聞き流す・親子でルールを決めるなどがある。
- 過保護に育てられた子どもがワガママかどうかは、自分自身の受け止め方や社会環境で変わる。
私自身も子どもの頃は過保護な親が嫌で仕方ない時期がありましたが、大人になった今では自分を大切に育ててくれた両親に心から感謝をしています。
今回ご紹介した『過保護な親への対処法』を通して、この記事を読んでくださった方が過保護な親とより良い関係になり、自分の人生を楽しく過ごせるようになれることを願います。