「最近、親子喧嘩が絶えない…」
「いつか警察沙汰になりそうで怖い…」
「いっそ絶縁したほうがいいのかな…?」
親と同居をしている方ならこのような悩みをお持ちではありませんか?
私自身、以前はしょっちゅう親子喧嘩をしており、ストレスを抱えていました。
実はこの記事で紹介する『親と平穏に暮らす方法』を実践すると、誰でも簡単に解決することが可能です。
この記事では、親とうまく付き合い、今では喧嘩をほとんどしなくなった私が解決します。
そこで、以下3つのポイントを私の体験談を交えて解説します。
- 警察沙汰になる親子喧嘩の原因
- 子供から絶縁することはできるのか?
- 怒りっぽい親と平穏に暮らす方法
親子喧嘩が絶えなくて警察沙汰に!
親と同居していると、喧嘩になることもよくありますよね…。
ひどい場合は大声で怒鳴り合ったり、殴り合いになったりして警察沙汰になる可能性もあります。
警察沙汰になる親子喧嘩の原因は次の3つが多いです。
- お金のトラブル
- 生活態度への不満
- 結婚や育児の問題
警察沙汰になる親子喧嘩の原因
①お金のトラブル
借金や無駄遣いなど、お金の管理ができていないことが原因で喧嘩になることもあります。
お金の管理ができない人は注意される度に罪悪感が刺激されるので、イライラしやすいのです。
②生活態度への不満
親が片付けできない、日ごろの悪口や愚痴など、日常のささいなことが原因で喧嘩に発展することは非常に多いです。
小さなストレスが積み重なって、何かの拍子に一気に爆発するというパターンですね。
③結婚や育児の問題
親から「早く結婚しろ」としつこく言われる、あるいは結婚に強く反対されることで喧嘩になります。
また、親が子育ての仕方を押しつけくるので喧嘩になったというケースも多いです。
3つの原因に共通しているのは、人格否定をしやすいということです。
誰だって自分の人格が否定されるのは嫌ですよね…。
だからこそ、怒りが爆発しやすく警察沙汰になってしまうのでしょう。
近所から警察を呼ばれてしまった!親子喧嘩でも逮捕になる?
親子喧嘩が激しくなると、怒鳴り声が外に漏れて、近所から警察を呼ばれる可能性もあるでしょう。
警察沙汰になった場合は次のようなリスクがあります。
警察沙汰のリスク
逮捕、身柄の拘束
万が一逮捕されれば、最大で3日間、警察や検察に身柄を拘束されてしまいます。
その間、家庭や仕事のことはできなくなるでしょう。
仕事への影響
逮捕された場合は仕事にも影響してしまうでしょう。
事件が会社に悪影響を与えるような内容ならば、減給や解雇などの処分を受ける可能性もあります。
警察沙汰になることのデメリット
一番のデメリットは、近所に悪いうわさが広まることです。
その後の近所付き合いに悪影響が出るでしょう。
また、お子さんが学校に通われている場合、いじめの原因になることもあります。
親子喧嘩でも逮捕・連行される?
暴力を振るえば暴行罪、ケガをさせたら傷害罪での逮捕もありえます。
その場合は当然ですが、警察署に連行されるでしょう。
しかしほとんどのケースでは、警察は喧嘩を止めに入るだけ、または注意するだけで終わるようです。
これは「親族相盗例」と言って、親族間における一部の犯罪を処罰しない特例があるためです。
親族相盗例(しんぞくそうとうれい)とは、親の財布からお金を無断で持ち出したり、一緒に住む兄弟から借りたCDを勝手に売ってしまったりした場合でも、親族間で起こったことなら窃盗罪や横領罪では処罰しないというものです。
出典:刑事事件弁護士ナビ
親が最近すぐに怒るようになった、手がでるようになった原因は?
親が怒りやすくなったと悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思います。
高齢になり怒りやすくなる原因は次のようなものが考えられます。
コミュニケーションの問題
頑固な考え方や聴力の低下により、周囲とのコミュニケーションが上手くいかなくなるため、イライラしやすくなります。
そのため、家庭内でも孤立してしまうケースが多いです。
前頭葉の機能低下
「怒り」などの感情は脳の前頭葉でコントロールされています。
この前頭葉は加齢とともに機能が低下し、判断力や感情を抑える力が弱くなるため、怒りやすくなってしまうのです。
認知症の可能性も?
認知症が原因で怒りやすくなることもあります。
この場合、本人がよく分からずに怒っていることも多いです。
少しでもおかしいと感じたら、早めに医療機関へ相談しましょう!
「急に不機嫌になる」「大声をあげ威嚇する」「殴りかかろうとする」これらのように、認知症の初期症状として性格の変化がおきることがあり、「易怒性」という認知症の症状のひとつです。妄想や勘違いにより怒るなど、周囲が対応に困ってしまうことも少なくありません。
喧嘩が絶えない!親に絶縁を言い渡すことは可能?
警察沙汰になるくらいなら絶縁したほうがまだマシかも…とお考えの方もいるでしょう。
では、親に絶縁を迫ることは可能なのでしょうか?
結論から言うと絶縁に近づけることは可能です。
そもそも絶縁とは?
絶縁とは親子関係、交友関係などの付き合いを絶つことです。
親子関係の場合は勘当とも言い、通常は親が子に対して縁を切ることを指します。
絶縁をするには?
法律的には親子関係を絶縁する方法がないのが現状です。
しかし、次の2つの方法によって、絶縁に近づけることができます。
①転居する
転居するときは親に住所を知られないように注意しましょう。
たとえ友人や親戚であっても転居先の住所を伝えないほうが無難です。
親からの電話やメールも着信拒否にしておきましょう。
②自分の戸籍をつくる
分籍届を出すことで親と戸籍を別にし、自分の戸籍をつくることができます。
親に住所を知られないように、本籍地は転居先とは関係がない住所を選ぶことをおすすめします。
喧嘩っ早くなってしまった親と平穏に仲良く暮らすには?
できることなら親との絶縁はせずに、平穏に暮らしたいものです。
ここでは、喧嘩っ早くなってしまった親と平穏に仲良く暮らす方法を3つご紹介します。
①あいさつとお礼をきちんとする
あいさつは当たり前のことですが、親子だからこそ続けるべきです。
毎日のあいさつによって、コミュニケーションがとれますし、お互いの体調を把握することもできます。
また、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることも大事です。
②潔く自分の非を認める
喧嘩になったときは潔く自分の非を認めましょう。
私の経験では喧嘩になった場合、親が私の意見を聞いてくれることはほぼありません…。
ですが、いったん自分の非を認めた上で親に伝えてみると、意外とすんなり受け入れてもらえます。
③困っていたら積極的に手伝う
親が困っていたら「手伝おうか?」と一声かけるようにしましょう。
親にお願いされたら手伝い、断られたら無理に干渉しないようにします。
親を積極的に手伝うことによって信頼関係が築けるので、親子の間柄も良くなるでしょう。
同居している親との喧嘩でストレスMAX!おすすめの解消法は?
親子喧嘩はストレスが溜まりますよね…。
ここでは、おすすめのストレス解消法を3つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
①好きな歌を歌う
歌うことで副交感神経が優位になり、リラックス状態になるため、ストレス解消には効果的です。
また、セロトニンなどの「幸せホルモン」が分泌されるので、幸福感を感じやすくなります。
その他にも、血行促進、免疫力アップなど、健康や美容への効果もあります。
脳が活性化され認知症予防にもなるので、親御さんにもおすすめです。
カラオケで思いっきり歌うのが一番なのですが、外出自粛でなかなか難しいかもしれません。
しかし、鼻歌や軽く口ずさむだけでも効果はあるので、ぜひ試してみてくださいね。
②有酸素運動をする
有酸素運動は「幸せホルモン」であるセロトニンの分泌を高め、うつ状態を改善する働きがあります。
特に、一定のリズムで動く運動が効果的で、ウォーキングやジョギングがストレス解消に向いています。
コロナ禍で外出できなくても大丈夫です!
自宅で行うヨガやピラティスもセロトニンの分泌を高めてくれます。
有酸素運動にはストレスに強くなる効果もあります。
これは、血流が良くなることで、全身に酸素や栄養が行き渡りやすくなるためです。
毎日運動するのが理想ですが、少なくとも週に1回30分の運動を習慣にしましょう。
③趣味に没頭する
趣味に没頭することで、親からの干渉を減らすのも効果的です。
親と接する時間が短くなればストレスは少なくなります。
様々な趣味があるので、自分に合ったものを見つけましょう。
特に、「絵を描く」、「お菓子作り」などの創作活動はおすすめです。
何かを創り出す活動は作業に集中しやすく、瞑想と同じようなストレス解消効果があります。
私は折り紙が趣味で、自分の作品を家族や友人にプレゼントすることもあります。
自分で作品を作って他人にあげることで、達成感や承認欲求が満たされるので、すごくやりがいがありますよ!
まとめ
今回の記事のポイントをまとめてみます。
- 親子喧嘩の原因にはお金や生活態度、結婚や育児などがあり、人格を否定することが警察沙汰につながりやすい
- 警察沙汰になると、逮捕や身柄の拘束、仕事への影響などのリスクがあり、親子喧嘩でも逮捕されることがある
- 親が怒りやすくなった原因は、コミュニケーションの問題や前頭葉の機能低下、認知症の可能性などがある
- 法律的に親と絶縁する方法はないが、転居や自分の戸籍をつくることで、絶縁に近づけることができる
- 親と平穏に暮らす方法は、あいさつをきちんとすること、潔く自分の非を認めること、親を積極的に手伝うこと
- おすすめのストレス解消法は、好きな歌を歌うこと、有酸素運動をすること、趣味に没頭すること
この記事で紹介した『親と平穏に暮らす方法』や『ストレス解消法』を実践するだけでも、親子喧嘩はかなり減らせますよ!
それでも親子喧嘩が絶えないという場合は、親と離れて暮らすのも1つの選択肢です。
その場合は、シニアのあんしん相談室から簡単に資料請求ができ、安全で安心な老人ホーム・介護施設が見つかるのでおすすめです。
絶縁とまではいかなくても、親と距離を置くことで、精神的に楽になります。