パチンコ依存症の親の末路は?原因と治療法は?

どこの街にもあり、最も身近なギャンブルであるパチンコ。

気軽に誰でもできて、気晴らしや時間潰しになるので、やったことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、のめり込んでしまって抜け出せないパチンコ依存症の人が増加中で社会問題になっています。パチンコ依存症の人のせいで、家族も本人も辛い思いをたくさんしていますが、抜け出すのは容易ではありません。

本記事では、親がパチンコ依存症から抜け出してもらうための方法をご紹介します。本記事の構成は以下のとおりです。

  • 親がパチンコ依存症で苦しい理由
  • 親がパチンコ依存症のままだと末路はどうなる?
  • パチンコ依存症になった原因やなりやすい人の特徴は?
  • パチンコ依存症の治療について
  • パチンコ依存症の親に通院してもらう方法

5分くらいで簡単に読める内容になっています。さっそく始めていきましょう。

親がパチンコ依存症で苦しい

そもそも依存症とは、特定の何かに心を奪われ、やめたくてもやめられない状態になることをいいます。よく聞くのは、お酒、薬物、ギャンブルがあります。

依存症が問題となるのは、それが生活や人間関係に支障をきたすからです。たとえお酒が大好きで毎日の晩酌がやめられなくても、社会生活や家庭生活に支障をきたしていなければ依存症とはならないのです。

パチンコ依存症の特徴としては、

  1. 当たった時の興奮を忘れられずパチンコにのめり込む
  2. より興奮を求めて掛け金が増えていく
  3. 借金をしてでもパチンコをやめられない
  4. 負けた金をパチンコで取り返そうとする

があげられます。

せっかくの給料の大半をパチンコにつぎ込んでしまうため、当然生活は苦しくなります。さらにはキャッシングなどで気軽にお金を借りられてしまうので、収入以上のお金をパチンコにつぎ込んでしまうこともあります。さらに、借金をパチンコで取り返そうとするので、どんどん借金が膨らんでしまいます。

親がパチンコ依存症のままだと末路は?

親がパチンコ依存症だと、パチンコによる借金で家族全体の生活が苦しくなります。また、パチンコをしていないとイライラしたり、平気で友人や家族からお金を借りたりして人間関係が崩壊していきます。

さらに子供の幼少期に親がパチンコに依存していると、親にとって一番大事なものは子供ではなく「パチンコ」であるため、子供は愛情不足を感じます。愛情不足のまま育ってしまうと、愛情に飢えて何かに依存しやすくなります。

そのため、依存症の子供は依存症になりやすい、という負の連鎖が生じます。

真面目な親がパチンコ依存症になった原因と背景は?

どのような人がパチンコ依存症になりやすいのでしょうか。一般的に、若い人、男性、ストレス耐性が低い人、友達が少ない(いない)人、ギャンブルが身近にある人がパチンコ依存症になりやすいと言われています。

もともとはギャンブルが好きではなかった人も、何かのきっかけでパチンコにハマり、依存症になってしまうことも考えられます。

はまるきっかけは友人や恋人などに誘われてなんとなくやってみたら、ビギナーズラックで儲けることができたというパターンが多いです。

パチンコ依存症の親は治療できる?

パチンコ依存症は正式には「病的賭博」と呼ばれる立派な病気です。

脳が快楽を得た時に働く「報酬系」という仕組みが過剰に働き、パチンコによる快楽(=報酬)を得ようとするのを自分の意思では止められない状態です。

依存症の治療には認知行動療法という治療プログラムが有効と言われています。

これは、ミーティングや様々なプログラムを通して、失ってしまった金銭感覚や生活リズムなどの再構築を行なったり、ギャンブルに頼らないストレス解消方法を身につけたりするものです。心療内科などで受けることができます。

また、保健所の精神保健福祉センターや民間の相談窓口もあるので、相談してみるといいでしょう。

パチンコ依存症の親に病院を進める言い方やタイミングは?

本人も自分が病的であり、なんとかしなくてはならないと思っている場合は、それほど苦労せずに通院してもらうことができるでしょう。

問題は、自分に治療が必要な状態であることを認識できていない場合です。通院を勧めたら逆ギレされたり、「自分の力でなんとかする」と治療を受けるのを拒否されたりすることがあります。

そういう場合は、先にも述べた相談窓口にまず相談してみるといいでしょう。半ば強制的にでも治療の専門機関につなげることが大事であり、その橋渡しを手助けしてくれるところもあります。

まとめ

以上、本記事をまとめます。

 

  • パチンコ依存症はパチンコをやめたくてもやめられない状態で、「病的賭博」というれっきとした病気
  • パチンコ依存症の末路は、本人や家族は借金地獄に苦しみ子供は愛情不足で依存症に陥りやすくなる
  • パチンコ依存症は治療できる。保健所や民間の相談センター、心療内科や専門の治療機関に相談して定期的な通院をすれば治る

パチンコ依存症の親を持つと金銭面、精神面、社会面などあらゆる面で苦労が絶えないと思います。周りのサポートを借りて、そんな状況から抜け出させることが必要です。

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