- 「怒鳴る親の元で育つと子供はどうなるのだろう?」
- 「親の温厚さは子供にも影響するの?」
- 「怒鳴っても子供が全然聞いてくれない!」
親が怒鳴ると子供に悪影響だろうか、子供は温厚なほうが良いのだろうか、という疑問をお持ちではありませんか?
私はどちらかといえば温厚な親に育てられたため、ものすごく怒鳴られたり、叩かれたことはありません。
今振り返ってみて、それは自分の成長にとって非常に良いことだったと感じています。
この記事を読めば、親が怒鳴るようになった背景も、親の温厚さの影響も、簡単かつすぐに理解できますよ。
この記事では以下3つのポイントを解説していきます。
- 怒鳴る親、温厚な親の特長は?
- なぜ怒鳴る親、温厚な親になった?
- 怒鳴る親、温厚な親の元で育った子供はどうなる?
5分ほどで読める記事ですが、親の温厚さとその影響についての疑問が解決されるはずですよ。
怒鳴る親の特長は?
怒鳴る親の特長として子供のやることが少しでも違えばすぐに怒り、エスカレートするとたたくなどの暴力で従わせようとすることが挙げられます。
怒鳴るクセがあるため、注意するときにさとすように言うことができず、とにかく大きな声で威圧します。
例えば、ほしいものがあると伝えた途端に「何言ってるんだ!我慢しろ!」と怒ったり、テストの点数が良くないと「もっと勉強しろ!このバカ!」と頭を叩いたりするイメージです。
そういった注意するときに怒ったり叩いたりするような人は怒鳴る親といえます。親が怒鳴りやすくなる背景には子供のころに同じように怒られていたという場合が多いです。
子供の時の親との関係は、自分が親になったときの子供との関係に非常に影響を与えるからです。
注意されるときは怒鳴られたり、何か間違ったら叩かれたり、「親は子供に気持ちをぶつけるもの」という感覚を持っています。
その感覚で親とかかわってきたため、自分の子供にも怒りを抑えられないことが多いのです。
すぐ怒鳴る親の元で育った子供はどうなる?
すぐ怒鳴る親の元で育った子供は、親の言うことを全然聞かなくなっていったり、恐怖で委縮してしまいやすいです。
元気いっぱいな子は怒鳴るたびに効果が薄れていって、どんなに怒っても無視するようになります。いつも怒っているのでは子供も慣れてしまうからです。
また、少し内気な子だと恐怖で委縮してしまい、親の顔色を窺いながら静かにしているようになります。怒鳴るという行為にはそれほどの怖さがあります。
怒鳴りつけて言うことを聞いてくれる子は一見よい子のイメージがしますが、メリットだけではなくデメリットもあります。
メリット
親の感情がストレートに伝わり、子供が悪いことを悪いと覚えたり、いうことを聞いてくれる。そのため、基本的な生活では大きな問題を起こしにくい。
デメリット
怒られないように細かいことを気にして神経質な性格になったり、うまくいかないと怒る性格になる。そのため、人間関係で問題を抱えてしまいやすい。
いつも怒鳴るという行為は効果が下がっていきますし、叩くのは恐怖で委縮してしまいやすいのでやめましょう。
温厚な親の特長は?
温厚な親の特長として子供が間違ったことをしたときは冷静に「なぜそんなことをしたの?」と聞いたり、「なぜ悪いと思う?」などと考えさせたりします。
子供を一人の人間として見ているため、一つの意見として尊重します。
例えば、子供同士がけんかしたときに「なぜ喧嘩したの?」とさとしながら聞いたり、勉強していないときに「なぜ勉強のやる気が出ないんだと思う?」と考えさせるイメージです。
そのようにどんな時も怒らず、まず子供の意見を聞くような人は温厚な親といえます。
親があまり怒らなくなった背景には子供のころに怒られるのではなく、どうするのが良いのか話をしていたという場合が多いです。
幼少期から一人の人間として認められると、自分が親になった時に子供を一人の人間として扱うからです。
悪いことだと伝えるときも、「親と子供は話し合うもの」という感覚を持っています。その感覚で子供と接するため、あまり感情を出して怒ることがないのです。
温厚な親の元で育った子供はどうなる?
すぐ怒鳴る親が子供に影響するように、温厚な親の元で育つと影響されて子供も温厚になることが多いです。
子供は親の生活を真似して同じように過ごすからです。
もちろん、友達などの人間関係が影響して感情的になっていくこともあります。ただ、家族と落ち着いて過ごす時間が多いと、イライラすることが少なくなります。
温厚な子供は落ち着いていて良いイメージですが、メリットだけではなくデメリットもあります。
メリット
細かいことはあまり気にしないような、おおらかな性格になる。そのため、包容力があり、周りに人が集まってくる。
デメリット
他人に優しすぎてしまうことがある。そのため、優しさを利用されてしまったり、都合のいい人になってしまいやすい。
温厚な人は他人に優しくするだけではなく、必要な時には意見を言ったり、断ったりできるようになっておくと良いでしょう。
ポイントまとめ!
1.怒鳴る親の特長は?
- 怒鳴る親の特長は、子供のやることが違えばすぐに怒り、たたくなどの暴力で従わせようとする
- 背景として、子供のころに同じように怒られていたことが多い
- 「親は子供に気持ちをぶつけるもの」という感覚を持っている
2.すぐ怒鳴る親の元で育った子供はどうなる?
- すぐ怒鳴る親の元で育った子供は、言うことを聞かなくなったり、恐怖で委縮してしまいやすい
- 悪いことを悪いと覚え、基本的な生活では大きな問題を起こしにくいメリットもあり、うまくいかないと怒る性格になったりして、人間関係で問題を抱えてしまいやすいデメリットもある
3.温厚な親の特長は?
- 温厚な親の特長は、子供が間違ったことをしたときは冷静に聞いたり、なぜ悪いのか考えさせる
- 背景には子供のころにに怒られるのではなく、どうするのが良いのか話をしていたという場合が多い
- 「親と子供は話し合うもの」という感覚を持っている
4.温厚な親の元で育った子供はどうなる?
- 温厚な親の元で育つと影響されて子供も温厚になることが多い
- おおらかな性格になり、周りに人が集まってくるメリットもあり、他人に優しすぎてしまい、利用されてしまったりするデメリットもある
親がすぐ怒鳴るようになった背景や、親の温厚さの子供への影響も気になりますよね。親としては、すぐ怒鳴るのは嫌だけど全然聞いてくれないという気持ちもあるかと思います。
しかし、叩いたりして従わせるのはあまり良い方法ではありません。
親の方には子供の成長のために一人の人間として見てあげてほしいです。自分の親が叩いてくるという場合はお互いに落ちていてから意見を伝えてみましょう。
この記事を参考に感情をぶつけなくてもよい、良い親子関係を目指していってくださいね。
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