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育児放棄をされて祖母に育てられた場合の影響は?

「育児放棄をされた事が今でもすごくつらい」

「祖母が自分を育ててくれたけど祖母が育てる事って何か問題はなかったの」

「不安を感じやすいけどこれって育児放棄されたから?」

育児放棄という辛い経験をお持ちの方であれば、このようなことに思い悩んでいませんか?

友人や知り合いは両親に育ててもらっているのに、自分だけ祖母に育ててもらっているということであればうらやましく思ったり、不安に思ったりしてしまいますよね。

私の知人にも育児放棄をされた事がある人がいます。

この記事ではその体験談も交えてお話していきます。

また、祖母が育てる事の影響、心の傷の癒し方、親を訴える方法などを解説していきます。

この記事を読んでいただければ今持たれている不安を解決することが可能になりますので是非参考にしてくださいね。

 

育児放棄をされて祖母に育てられた子供の影響は?

本来育児は両親がするもの。

その育児を放棄されて祖母が育ててくれたのであれば何かしら影響はないのか不安になりますよね。

では実際に祖母に育てられた子供への影響をみていきましょう。

 

他人の気持ちが理解できない

子供の頃はまず親とコミュニケーションをとり、人とのかかわり方を身に着けていくものです。

しかし、子供の頃に育児放棄をされたことで親とコミュニケーションが取れずに他人との距離間が分からないようになってしまいます。

コミュニケーションは相手の感情を読み取る練習にもなりますからその練習が不足しているために他人の気持ちが理解できないという影響が出てしまいます。

 

不安を感じやすくなる

子供時代にあった怖かった事や嫌な事をおぼえていませんか?

例えば怖い映画やTVなどに出てきたお化けなど。

育児放棄をされた経験があるために

「また捨てられるのではないか」「相手にとって自分は必要なのだろうか」

というような不安がこみあげてきてしまいます。

ひどい場合には自分の事を否定してしまうことも。

本来であれば親からの愛情をもらう事で自分の存在を認めてもらうものですが愛情をもらうどころか必要最低限の育児もしてくれないわけです。

そのような状態になってしまっているのであれば自分は必要ないのではないかという不安もこみあげてきて当然ですよね。

 

依存体質になる

こちらも親からの愛情をもらっていないために起こってしまう悪影響の一つです。

親に頼る事が出来ず、また、愛情を知らないがために友人や恋人に愛情を求め依存してしまうことがあります。

私の知人にも依存をしてしまう人がいます。

「幼い頃に甘えられなかった分、恋人にその寂しさを埋めてほしいから恋愛依存になっているんだと思う」

とその知人は言っていました。

彼氏や彼女であれば、自分の事を一番大切にしてくれるというイメージがありますし実際そのようにしてほしいと思っている人は多いのではないでしょうか。

甘えられる人を作る事で、自分の寂しい気持ちを埋めようとしてしまうようになってしまいます。

 

祖母に育てられた家庭の特徴は?

祖母の育児の特徴は?

祖母の育児の特徴は、過保護になってしまうということです。

祖母は孫に対して甘いとよく言われますよね。

その原因は自分の事より他人の為に何かをしてあげたいと思う気持ちが強いからです。

祖母からしてみれば孫というのは無条件にかわいく見えてしまうものです。

恋人や子犬など、自分が気に入っている人やものに対してはなんでもしてあげたくなる気持ちになりませんか?

それと似たような感情になってしまうがために、孫が欲しいものは何でも買ってあげて、孫がしたい事をなんでもさせてしまうのです。

 

祖母に育てられたことでの苦労は?

祖母の育児の特徴は過保護だということでしたがそれが原因でどのような苦労があるのかを見ていきましょう。

その苦労は以下の3つがあります。

  • 自分で考えることができない
  • 責任感がない
  • 自分の思い通りにならないとイライラする

順番に理由を解説していきますね。

 

自分で考えることができない

まず自分で考える事ができない理由は、祖母がなんでもしてくれていたために自分で考えるという経験が少ない特徴があります。

考える力というのは急に身につくものではなく小さい頃からの積み重ねで鍛えるものなのです。

そのような大事な時期に何か自分で考え判断をする事をしていないと自分で何か考え解決する能力が他人に比べて低くなってしまうものなのです。

 

責任感がない

次に、責任感がないについてお話します。

責任感がない理由は、子供の頃に家事などの手伝いをしていないためです。

手伝いをするということは、お願いされた事への責任が生じますよね。

責任をもって行動する環境がある場合とない場合とでは責任感の違いに差が生まれるようになってしまいます。

 

自分の思い通りにならないとイライラする

次に、自分の思い通りにならないとイライラするですが、祖母から過保護に育てられた事が原因です。

自分がしたい事、やりたい事はたいていかなえてもらっていたために自分の意見が通らない事に大きなストレスを抱えやすくなってしまいます。

 

一般の家庭より苦労をする?

祖母育ちは一般の家庭より苦労することは多いです。

勉強を教えてもらえないということや、一緒に運動ができないなど。

一番の苦労は、寂しい思いをすることです。

祖母が学校や部活、塾などの送り迎えや買い物、相談にのってもらう事は祖母になっていますよね?

でも周りを見渡すと、そのほとんどは母親としている人が多いのではないでしょうか。

そういう瞬間をみてしまったり、想像してしまったりすることで寂しいという気持ちが沸き上がってしまうものです。

 

育児放棄をされたことの傷を癒すには?

育児放棄をされた傷をどのように癒す?

育児放棄をされた事で心の大きな傷を負っている方多いのではないでしょうか?

負った傷は少しでも癒したいですよね。

癒し方は以下2つの方法があります。

  • 人に話す
  • 感情をさらけ出す

人に話す 

何かに悩んでいたり、悲しいことがあったら誰かに話す事ですっきりすることもありますし、共感してもらえたりすることで安心感も得ることもできます。

忘れるために誰かに話さないという方法もあるかと思いますがどうしても不意に思い出してしまうものです。

そうなってしまった時も、誰かに話を聞いてもらうことで心の傷も少しずつ癒えるはずです。

私もつらいことがあった時は友人に話を聞いてもらったりしています。

自分の中でつらい気持ちを抑え込んでしまわないようにしてくださいね。

感情をさらけ出す

時には感情をさらけ出してみることでこころに溜まったゴミを吐き出しましょう。

そうすることでストレスを発散できる非常に良い効果がありますよ。

どうしてもいやな事があった時は自分の中だけで感情をコントロールしようとしてしまいがちです。

そのような時に、思っている事をストレートにだれかに話してみたりカラオケなどで大きな声で感情を爆発させることで大きなストレス軽減になりますよ。

 

心の傷や辛い記憶を消す方法は?

趣味や仕事に没頭する

趣味や仕事に没頭することで過去起こった嫌な事から気をそらすことができるようになります。

私も嫌な事があった際は音楽を聴いたり、好きな娯楽番組を見るようにしています。

そうすることで嫌だった気持ちが薄れたり、気に留めなくなることで心をリフレッシュできるからです。

 

思い出のものをすべて捨てる

親に関係している思い出の品をいつまでも残しておくとそれを見た時にふと思い出してしまいます。

辛かった過去の事なんて思い出したくないですよね。

そうならないために親を思い出してしまうような物は記憶とともにすべて捨ててしまいましょう。

 

ポジティブに考えてみる

過去を変えることはできないですが嫌だった過去を塗り替えることはできます。

どういうことかというと、「過去つらいことがあったから今の自分があって友達もいる」というように考えみるということです。

辛い経験や失敗は誰でも1つくらいもっているものです。

しかし、みんな無意識的にそういった記憶の認識を変えて心のダメージを弱めているのです。

 

育児放棄をした親を訴えることは可能?

大人になってから親を訴えることは可能?

「自分にしてきたことの罰を受けてほしい」そのように考えることはごく自然のことだと思います。

罰を与える方法としては法的な処置を行うことが一番良い方法になります。

では大人になった今からでも訴えることはできるのでしょうか。

結論からいうと訴えることは可能です。

育児放棄は、保護責任者不保護罪にという罪が該当します。

”老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する。”

出典元:刑法|e-Gov法令検索

わかりやすく説明すると、親が子供に対して食事を与えなかったり、病気にもかかわらず病院に連れていなかったり育児を行っていないと罪になりますよと、いうことです。

 

どのように訴える?慰謝料の相場は?

訴えるための一番ベターな方法は、専門的な知識を持っている弁護士に依頼をすることです。(訴えた慰謝料の相場としては200万円ほど)

もちろん自分で訴訟を起こすことも可能ですが訴訟の手続きや書類作成など手間がかかってしまいます。

ですので、専門分野である弁護士に相談をしましょう。

私も一度弁護士に相談をすることがありました。

弁護士に相談に行かれる際は事前に過去どんなことをされてきたのか、現在はどのような状況なのかをしっかり整理したうえで相談に行かれた方がいいですよ。

音声データLINEなどの証拠となる履歴があればもっていくようにしてください。

証拠があれば、どのような事をされてきたのかが第三者からでもわかりやすくなります。

 

祖母から親を許してほしいと言われたら?

祖母から親について聞かされた場合はどうする?

親について聞かれた際は素直な気持ちを伝えるようにしましょう。

祖母がこのような質問を投げかけてくる場合はあなたと、両親との仲を戻そうとしてくれている可能性が高いです。

「全然きにしてないよ」といった相手を許してしまうような回答をしてしまった場合、その回答をそのまま両親に報告するなんてことも考えられます。

そうなった場合、「じゃあ気にしなくていいか」となるわけです。

ですから、今思っている事はそのまま祖母に伝えた方がいいです。

祖母には本当の事を言う必要はないのではないか、という意見もあるかと思います。

しかし、今まであなたを育ててくれた祖母だからこそ本音で話をするべきではないでしょうか。

 

許してほしいといわれたら?

許す必要はありません。

被害者のあなたは心に大きな傷を負っているはずです。

にもかかわらず相手の謝罪なしに許してしまっては何も状況は改善しません。

許してしまっては親と顔合わせをする可能性だってでてきます。

親の顔を見たり思い出してしまうことでせっかく癒えかかっていた傷が開いてしまうなんて事はないでしょうか?

大人になったあなたは自分の力で稼いで食べていけるようになっているはずですし、友達や好きな人がいる人であれば親との関係は不要になっているはずです。

辛い過去の事を思い出さないよう完璧に関係を断つことをおすすめします。

 

まとめ

今回の記事のポイントをまとめてみます。

 

  • 祖母に育てられたことで他人の気持ちが理解できなくなったり依存体質になってしまう
  • 祖母の育児の特徴は過保護
  • 祖母に育てられたことによって、自分で考えることができなかったり思い通りにならないとイライラしてしまうことが多くなる
  • 傷を癒すためには人に話したり、感情をさらけ出す
  • 大人になっても訴えることは可能
  • 親を許す必要はなく、完璧に関係を断つ

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