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子供に嫌われる親の老後はどうなる?介護や資金の面倒はどうする?

「自分の親のことが嫌いだ…」

「できれば関わりたくない…」

「それでも介護はしないといけないの?」

実の親子といえども、円満な関係を築けている方たちばかりではありませんね。

親が嫌いな方ならこのような疑問をお持ちではありませんか?

私自身、実家とは良好な関係であるとは言えず、特にすでに亡くなった父との関係では過去に苦しい思いをしていました。

実は、この記事で紹介する『親が嫌いな人向け親の老後対処法』を実践すると、誰でも簡単に解決することが可能です。

この記事では、以下3つのポイントを私の体験談を交えて解説します。

  • 子供に嫌われる親の特徴
  • 子供に嫌われる親の末路
  • 親が嫌いな人向け親の老後対処法
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子供に嫌われる親の特徴は?

子供に嫌われる親には以下の特徴があります。

  • 自分の価値観を押しつけ、子供を否定する
  • 自分の思い通りにならないと機嫌を損ねる
  • 体罰と称し、暴力をふるう
  • 仕事や家事をしない

このような親がいる家庭で育つと、子供はいつも親の顔色を伺い、自分に自信をもつこともできなくなります。

子供にとって居心地がいいものではありません。

それどころか、子供に悪影響を及ぼす可能性もありますので、いわゆる「毒親」と言うこともできますね。

子供が親を嫌いになるその原因はまさに親にあります。

 

子供に嫌われる親の老後はどうなってしまう?

子供に嫌われる親に待っているのは、究極的には孤独死です。

生活をともにする子供から嫌われ、子供が独立したあともその思いを忘れない。

そのような人が家族以外の他人とうまくやっていけるのでしょうか?

やはり誰の手にも負えない、ということが考えられます。

母親の強い要望である医学部入学のため9年間の浪人生活を送り、母親から異常な干渉を受けていた女性が母親を殺害し、遺体損壊・遺棄したという事件もありました。

これも末路の一つと言えます。

では、親の老後とはどう関わっていけばいいのでしょうか。

 

子供が親の老後の面倒をみる義務はあるの?

一般的に親の面倒は誰がみるものなのでしょう?

子供が親の老後の面倒をみる義務はあるのでしょうか?

結論からいうと、子供には親を扶養する義務があります

法的根拠は、

民法877条1項「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」

になります。

ただし、この自分の親・兄弟姉妹に対する扶養義務は、自分の社会的地位や収入にふさわしい生活をした上で、余力のある範囲で生活に困窮する親族を扶養すればよいとされています。

つまり、自分の生活を犠牲にしてまで、すべての面倒をみなければならないものではないのです。

兄弟姉妹がいる場合、誰が親の面倒をみるのか? という問題もあります。

長男夫妻が介護をするという話もよく耳にしますね。

先述した通り、民法877条1項には扶養すべき者の順序について規定されていません。

つまり、長子が面倒をみなければならないという決まりはないのです。

基本的には、扶養する者の順序、扶養の程度や方法については当事者間の協議によって決めることになります。

この協議でまとまらなければ、家庭裁判所での調停や審判を申し立てることができます。

家庭裁判所では、親との関係性を含め一切の事情が考慮されます。

もし、あなたが事実上親と縁を切った状態であるなら、それも勘案されます。

参考:扶養請求調停

子供には法的に親を扶養する義務があることがお分かりいただけたと思います。

どうしても親の老後の面倒はみたくない! そんな場合はどうしたらよいのでしょうか。

 

親が嫌い!老後の面倒をみたくない場合はどうする?

おすすめは以下の2つです。

  • 親と距離を取ること
  • 親やきょうだいに「自分は親の老後の面倒を見るつもりはない」と宣言すること

まず、親の心情として、実際に自分と距離を取っている人間に対して面倒をみてほしいとはなりづらいです。

その上で言えるのであれば、自分の意志を伝えましょう。

なぜなら、親の扶養についてはあくまでも当事者間での協議によって「誰が・どの程度・どうやって面倒をみるのか」決めることになるからです。

自分の意思を宣言しておくことは非常に重要です。

もし、あなたが「もう親と縁を切ってしまいたい…」と思うのであれば、事実上絶縁状態をつくることも可能です。

具体的な方法は以下の通りです。

  • 絶縁状を送る
  • 連絡先を変更し、親には知らせない
  • 転居し、親には転居先を知らせない
  • 住民票、戸籍の附票に閲覧制限をかける

私の体験談をひとつお話しします。

実家と折り合いの悪かった私は、結婚で遠隔地に転居したことを機に、実家とは距離をおいて接していました。

帰省するのは子供たちの春休みと夏休みの年2回。

それも1泊2日、本当に孫の顔を見せるだけのものです。

父が余命半年という宣告を受けて入院していたときも、連休のタイミングで子供たちを連れて見舞いに行くだけ。

退院のときは手伝いに行きましたが、父を実家まで送ったあとは自宅へトンボ返り。

その後の自宅療養の間も入院中同様、看護は母に任せていました。

父が亡くなり相続の話になったとき、母と弟に「私はもうこの家の人間じゃないから何もいらないし口も出せない。これからは2人で決めて」と告げました。

それから実家には母1人。まだ介護が必要な状況ではありませんが、経済的な話は弟にいくようになり、私は母親の愚痴の聞き役となっています。

あなたが親との関係において、どの程度の距離が許容できるのか、よく考えた上で検討してみてください。

 

親から老後のサポートを懇願されたらどうする?

「親から老後のサポートお願いされた…」

「嫌いだけど、どうしても見過ごすことはできない…」

そのような場合はどうしたらよいのでしょうか。

私は、老人ホームなど施設の利用をお勧めします。

子に親の扶養義務が生じることは先述しましたが、この扶養義務はなにも実際に世話をすることだけを意味するわけではありません。

経済的な扶養も含まれます。

自宅での介護は想像以上に介護者に負担がかかるものです。

ましてや嫌いな親の介護をするというのは、精神的負担が大きすぎます。

あなたが「できる範囲」のことをやればいいのです。

施設側にも最初に、親との関係性や自分ができることを包み隠さず話しましょう。

もちろん「こういうことはやってほしい」とお願いされることはあるでしょうが、あなたに負担の少ないケアプランを提示してもらえるはずです。

共倒れとなることのないよう、まずは自分を大切に考えてください。

 

まとめ

今回の記事のポイントをまとめてみます。

  • 子供に嫌われる親の特徴4つ
    1. 「自分の価値観を押しつけ、子供を否定する」
    2. 「自分の思い通りにならないと機嫌を損ねる」
    3. 「体罰と称し、暴力をふるう」
    4. 「仕事や家事をしない」
  • 子供に嫌われる親の末路は孤独死
  • 親が嫌いな人向け親の老後対処法① 親と距離を取る
  • 親が嫌いな人向け親の老後対処法② 老後の面倒はみないと宣言する
  • 親が嫌いな人向け親の老後対処法③ 施設を利用し、自分のできる範囲で!

今回ご紹介した対処法を実践するだけであなたのお悩みはかなり解決できます。

実践することが重要です。

1人での対応が難しいと感じたら、第三者への相談がおすすめです。

老後資金など経済面のお悩みはFPへ相談してみると、多角的な視点からアドバイスをもらえます。

また、老人ホームやお墓についても、今はいろいろなサービスがあります。

目的に合わせて利用してみるといいですね。

1人で抱え込まず、まずは気軽に相談から始めてみてください。

新たな気付きも得られますよ!

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