良かれと思ってしてくれているのだとわかっているから、困ってしまう「ありがた迷惑」
”ありがた迷惑”とは「人の親切や好意が、それを受ける人に取っては、かえって迷惑になること」を言います。
「ありがたい」と付けてはいますが、ようはあなたにとっては「迷惑」なんですよね(^^;)
その相手が義母であれば「好意」を断れないのはなおさら。
笑顔で「ありがとうございます~!」と言いながら、心では「こんなのいらない…」って思ってるのが、嫁の本音です。
とくに新婚の場合は、義母とのお付き合いが始まったばかり。
義母の「好意」を断ったりしたら「申し訳ない」、「嫌われちゃう」と今後の関係にヒビが入ることを恐れ、「ありがとうございます!」と笑顔で喜ぶフリをしちゃいますよね。
それがまた義母を喜ばせちゃって、ありがた迷惑は続く。。。
ここでは、「断ること=怒らせる=嫌われる」ではないことをお伝えしたいと思います。
義母なんかに楽しい新婚生活を邪魔されるのなんて、もったいない!!
そう思っている筆者が、「ありがた迷惑」のエピソードとともに、義母を傷つけたり、嫌われずに、「ありがた迷惑」をやめてもらう方法を紹介していきます!(*^^*)
嫁だって我慢してるばかりじゃ疲れちゃう!
言いたいことは言わないと!!そのあと押しをお手伝いします。
義母のありがた迷惑5選!
その1:いらないものをくれる
あなたの事を思って言ってるのよ、いいから持って行きなさい、家族だから言ってるのよ‥‥
姑よ、ありがた迷惑という言葉でオブラートに包んでるだけで正直迷惑です。迷惑にならないのは現金以外にあるのか??あなたがいらないものは私もいらないし誰もいらないです。— けめ (@Sbperfly) April 4, 2019
義母:「これ昔イタリアに行ったときに買ったスカーフなの。」
「もう私には派手で似合わないからあなた使ってちょうだい。」
「けっこう高かったのよ~」
嫁:(心の中) スカーフなんて使わないよ。。。 「わぁ~キレイ!ありがとうございます!」
きっと義母にとっては思い入れのあるスカーフで大事に取ってあったんでしょう。
当時はオシャレアイテムだったのかもしれませんが、今スカーフを使うファッションって・・・?
おしゃれ上級者なら上手に使いこなせるかもしれませんが、せいぜい、カバンにつけるくらいしか思い浮かびません。
あなたにとって「不要なもの」だから、もらっても「迷惑」ですよね。
その2:急なお誘い
義母:「今日はすき焼きにするから食べにいらっしゃい」
嫁:今日のメニューはもう決まってる。下ごしらえまでしちゃった。
このお肉、今日中に使い切りたかったんだけどな・・
ってときに限って連絡来るんだよね。
いいお肉ですき焼き食べれるからいいんだけどね。。
でも素直に喜べない。。。
その3:勝手に食品を買ってくる
卵とか納豆買った日に限って姑が卵2パックとか納豆六個とか勝手に買ってきて家の前に置いていく。つくづくありがた迷惑な姑。やってあげてるかんださないでよ。ありがとうございますとか言わなし言いたくないから。いい加減察して。お節介だよ。#姑嫌い
— 猫じゃらし (@neko7jarashi7) April 2, 2019
卵1パックでも賞味期限内に使い切るのは大変なのに、2パックなんて・・・。
しかも納豆6個じゃ、毎日納豆食べなきゃいけませんね。。
納豆見ながらイライラしちゃいそうです。
その4:作ってくれる料理が微妙
とびっきり旨い料理出来る姑なら吾が輩は非常にありがたいがな。
とびっきり不味い料理をする姑なので、申し訳ないがありがた迷惑でしかないんです。。。。— konsaya (@konsaya0106) March 28, 2018
うん。美味しくない料理はありがた迷惑なだけですよね。
その5:新居への引越しの手伝いに来る
引越しにともない、荷物運びを手伝ってくれる義両親。ありがたい。
でも掃除まで丁寧にやってくれるのは違うと思うのー😭
そこまでやってくれるのはありがた迷惑かな🤔
— シノ@webライター (@shino21018703) August 23, 2020
まだまだ子どもだと思っているんでしょうか?
これで勝手に片付けられて「あれどこ行った?」なんてなったら、「余計なことするから💢」ってなっちゃいます。
義母のありがた迷惑を傷つけずにやめてもらう伝え方は?
- 傷つけずにやめてもらう方法は?
- 直接伝える?それともLINEや電話?旦那?
- 伝えるタイミングは?
こちらについて解説します!
冒頭でもお伝えしましたが、
「断ること=相手を怒らせる=嫌われる」という恐れから、自分の望まないことでも受け入れてしまう。
これが「ありがた迷惑」の正体です。
しかし、「断ること」自体は相手を傷つけたり、怒らせる行為ではありません。
もし相手が傷付いたり、怒ってしまうとしたら、問題はその「伝え方」です。
と、いうことは、相手が「傷ついた、嫌な思いをした」と思わない断り方ができれば、断ったって関係が崩れることはないのです!(^^)!
例えば、”義母があなたにいらない服を持ってきた”場合で考えてみましょう!
義母:「私にはちょっと派手だったから、よかったらあなた着てちょうだい(^^♪)」
嫁 :「ありがとうございます(*^-^*)」
「でも、この前もらった服もけっきょく着る機会がなくて、しまったままなんです。」
「せっかくもらっても、私には着る機会がないと思うので(>_<)」
「それに今、断捨離してて、服もこれ以上増やさないようにしてるんです💦」
まずは「よかったらこれ使って」の義母の好意(気持ち)に対して、「ありがとうございます」と、感謝を伝えましょう。
「ごめんなさい。いらないです」だけだと、好意のつもりでいる相手にとっては、「好意を拒まれた」と思ってしまいます。
つぎに「着る機会がない」と、もらっても着ないことをアピールしてやんわり「NO」を伝えます。
そして、最後に相手に「断捨離中」で「ものを増やしたくない」と正当な理由を伝えます。
そうすると義母も「あっ!もうお洋服はいらないのね」と気づいてくれます。
ただ、「いらない」ではなく、「〇〇だから、いらない」のほうが義母も納得しやすくなります。
これが食品や苦手な料理なら、「1週間分の献立を考えて買い物をしている」、「お義母さんがご飯を持ってきてくれると私、作らなくなっちゃうんです。それじゃダメですよね(>_<)」などと断る理由を伝えましょう。
ただ、こういったやりとりはLINEや電話ではニュアンスが伝わりにくく、こちらの思いとはちがった形で伝わってしまうこともあります。
なので、直接伝えることをオススメします。
そして、このやりとりは「くれる」と言われたタイミングで伝えることで効果を発揮します。
いったん受け取った後で、旦那さんに「本当はいらなかった。もうしないで」と伝えてもらっても、相手としては「喜んでもらった、良いことした」と思っていたところに「実は喜んでなかった」と知らされるのはショックですし、これこそ傷つけてしまいます。
もし、「夫婦で食事に誘われる」など、旦那さんも一緒のことなら旦那さんに伝えてもらったほうが、角が立たなくてあなたも気が楽ですよね。
そういうときは、旦那さんに断ってもらいましょう。
義母も息子の言うことなら「しょうがないわね」と大人しく引き下がります。
義母にありがた迷惑を注意したけどやめてくれない
- 再三注意したけどやめてくれない
- 謙遜してまでなんで義母をおだてなきゃいけないの?
- やんわり断っても、通じない!!
なかには、このように”ツワモノ”な義母もいるでしょう。
ここではやんわり断っているのに伝わらないから悩んでる!!!という方への対処法をお伝えします!
何度も断っているのに義母はなぜやめないの?
それには以下のことが考えられます。
- 「あげる=相手が喜ぶ」と思っているから
- 感謝されたい(良い義母でありたい)から
- あなたのためじゃなくて、息子のためにやっていることだから
- 「NO」がちゃんと伝わっておらず、あなたが「遠慮」していると思っているから
それでは対処法を見ていきましょう。
こういう義母にはもうハッキリ言っちゃいましょう!
「ありがとうございます!(*^-^*)」
「でも頂いても着ないと思うので、お洋服は結構です!」
「せっかく言ってもらったのに、ごめんなさい(>_<)」
「でも、ありがとうございます!!(*^-^*)」
これだけで十分です。
はっきりイエスかノーで答えた方が、確実に自分の思いが伝わります。
相手にやんわり断っているのに伝わらなくて、「結局受け取るハメになる」ことはありません。
ただ、「結構です」と言い切るにはちょっと勇気がいりますよね。
義母もムッとしてしまうかもしれない・・・
この不安を回避するのが、「でも、ありがとう」の言葉 + 笑顔が大切です。
この言葉を付け加えるだけで、相手が受ける印象は大きく変わってきます。
「断られた」というマイナスの感情も「でも、ありがとう」と笑顔で言われることで、その気持ちが和らぎます。
笑顔で「ありがとう」と言われて、ますます怒る人なんていないですよね!笑
メルカリやリサイクルショップの存在を教えてあげる
こちらは番外編です。
そもそもこっちに「あげよう」と思わせなければ、一番楽ですよね。
なので、普段の会話の中で何気なく、「あなたにとっていらないもの」でも「他の人に取っては必要なものだったりする」そしてそれは「お金になる」ということを教えてあげましょう!
主婦はお得が大好き!!
これほど、簡単で義母も喜ぶ「ありがた迷惑」をやめてもらう方法はありません!
まとめ
今回の記事のポイントをまとめてみます。
- あなたにとって「ありがた迷惑」でも、義母にとっては「好意」
まずは「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう - 断るなら受け取る前に直接言う
受け取ったあとで、電話やLINE、旦那さん経由で断ることは義母を傷つけ、怒りを買ってしまいます。 - やんわり断っても伝わらない場合は、はっきりイエスかノーで答える
そのときは、笑顔で「でも、ありがとう」を伝えましょう。 - メルカリやリサイクルショップの存在を教えてあげる
それは以下の考えからです。
- 「断ること」は義母との関係にヒビを入れることではない。
- もし、ヒビが入るとしたら、それはその「断り方」。
- 義母の好意に感謝はしつつ、べつに断ってもいいんじゃない?
この考えのベースには義母の「ありがた迷惑」を頭ごなしに嫌がるのではなく、義母は、「良かれとやっているだけ」という思いがあなたにあれば、それほどストレスになるものではなくなるのではないでしょうか?という思いがあるからです。
これは ”いらないものをくれる” だけに限らず、ご飯のお誘いだったり、夫婦の問題に口を出してくるなど、様々な「ありがた迷惑」も根本はこの気持ちにあるのではないでしょうか?
ただ、そのやり方がちょっと一方的であなたには「迷惑」になってしまっている。
その「迷惑」をあなたが我慢しなければいけないというわけでもない。
義母の「好意」を一方的に拒否するだけでなく、好意に対しての「ありがとう」の気持ちをちゃんと伝えれば、断っても義母を怒らせたり、嫌われたりすることはないんです。
もしかしたら、たまには「いらないもの」じゃなくて、「もらって嬉しいもの」をくれるかもしれません!
義母がやっていることはいつもと一緒。
あなたにとってそれが「嬉しいもの」か「嬉しくないもの」か。
ただ、それだけのちがい。
残念ながら、義母はそう簡単には変わらないでしょう。
何十年もその考えで生きてきたのですから。
だったら、あなたが「ありがた迷惑」を「迷惑」だと考えず、いらないときは「お義母さんありがとう!でもいらないの!」ときちんと伝えることができる心の余裕を持った方が、無用なストレスを感じる必要はなくなります。
そう。言いたいことをちゃんと言えないから疲れちゃうんです。
言いたいことを相手を傷つけずに伝えられたら、ストレスが溜まることはないんです。