毒親と出会ってしまったあなたに。
この記事を読んでいるということは、自分だけでなく毒親育ちの人と心の中を共有したいからではないでしょうか。
毒親育ちにもいろいろレベルがありますね。
身体的な暴力、言葉の暴力、一切の否定、褒められたことが一切ない、何をするにもダメと言われて育った等です。
悩んでいるのはあなただけではないのです。
この記事を読んで「そういうことってあるよね」と共感していただけたらいいと思います。
そして少しでも心が軽くなることをお祈りしております。
一人ではどうしようもない問題を抱えている方のために、相談先も記載してあります。
気楽な気持ちで読んでみてください。
この記事は5分ぐらいで読めます。
では、さっそくいきましょう。
毒親育ちあるある5選!その1:依存心が強い
依存心が強いというのは、自分の核になるものがなく、相手に頼ってしまうことです。
自分で決められることも不安ですぐに人に頼ってしまいます。
親しい人と常に連絡をとらないと不安が押し寄せる、人に認めてほしい承認欲求が強いのです。
一般的にも依存体質の人はいます。
では、毒親に育てられた人の依存心は一般的な依存と何が違うのでしょうか?
小さい頃からやることなすこと否定されて、大事なことはすべて親が決めていた場合、そんな親に一切反論することなく育ってきたら依存体質になってしまいます。
最初は反論していたのかもしれませんが、誰かに決めてもらうと自分では何も考えなくなってしまいます。
そしてそれが心地よいと感じてしまうのです。
また、反論したところで反対されるに決まっていると最初からあきらめてしまう場合もあるのです。
進学、就職、結婚、全て親の言う通りにしてきて、はたからはたとえ順風満帆にみえたとしても、自分で決めれば良かったと後悔している場合が多いのです。
★心の拠り所
好奇心旺盛にして趣味をたくさん持てとはいいませんが、心の拠り所が一つだと、依存症になりやすいですね。
恋愛でいえば、優しくしてくれた人に対して絶対的な信用をよせてしまい、以降その人のいうことなら何でも聞いてしまいかねないという事象です。
恋愛だけでなく、一つの事に力を入れすぎるのは悪くはないのですが、それが不可能となった場合のダメージから立ち直れないのが毒親育ちなのかもしれません。
毒親育ちは、世界に一つの母の愛を求めて、何か一つに依存する傾向があるのです。
不能になるまで壊れて、実家に文句を言われて邪魔にされながら依存するしかありませんでした。
毒親と早く気づきたかったです。
洗脳を早く解いて欲しかったです。
小学校の図書室に毒になる親とか、虐待に関する図書コーナーを設けてほしいと思っています。
毒親育ちあるある5選!その2:自己を肯定できない
自分と周りを常に比べてしまいます。
容姿についても、勉強(仕事)についても、生活全般についてもです。
気にしなければいいとはわかっているのですが、いつの間にか自分と比べて落ち込んでいます。
出来事をポジティブにとらえられず、ネガティブな方向に考えてしまいます。
他人が何気なく言った言葉がずっと気になってしまったり、ちょっとした失敗でも深く落ち込んでしまったりします。
「自分はどうしてダメ人間なんだろう」と否定的になってしまうのです。
小さい頃の成功体験は大事ですよね。
毒親に「だからあなたはダメなのよ」「何をやらせてもできないわね」などと言われて育った方が多いのではないでしょうか。
否定的な言葉を心に植え付けられてしまうと、大人になっても抜け出すことができないので、やっかいな問題となってきてしまうのです。
★子供を大切にできない、偽りの優しさに気づけない
毒親育ちで自己肯定感の低い人は、自分には何の価値もない人間だと思い込んでしまいます。
自分では意識していないのですけれど、自分の子供を大切にできないこともあるのです。
子供のことは好きなのですが、毒親から本当の尊重をもらえなかったために、子供を本質的に尊重できなくなってしまいます。
これは毒親を反面教師にしたとしても克服ができない難しい問題なのです。
結婚したのはいいのですが、結果、主人は自分の言うことを聞くロボットが欲しかったのだと思うことがあります。
毒親育ちで自己肯定感が低いので、主人にとって都合がよかったのだと言うことでしょう。
偽りの優しさに気づけなかった自分が情けなくなります。
毒親育ちあるある5選!その3:批判されることを極端に嫌う
毒親育ちですと、自分の意見や批判に自信が持てないため、人から批判されることを極端に嫌います。
なぜなら人を批判することは毒親からの教えによるものだからです。
毒親は人を褒めることはありません。
「宿題やってから遊ぶのよ。ずるいことはやってはダメ」「また弟を泣かせたわね。なんでそんなに意地悪なの」「後でやるっていったでしょ。あんたはなんて噓つきなの」
こんな否定的な言葉を親から言われて育ったらどうなるでしょうか。
一回言われただけでも傷つくのに常に言われているとしたら、それによって何十年もその言葉にとらわれてしまい抜け出せなくなってしまいます。
人格否定も言ってはいけない言葉ですが、存在否定はなおさら悪いです。
毒親育ちの人が良くいう言葉に「お前なんか産まれてこなければよかったんだ」というのがあります。
これは人生全否定な言葉ですよね。
毒親は本心でいったのではないにしても、思っていないことは言葉にはしないものです。
否定的な言葉を浴びせられて育つと、批判されると言うだけで怖くなってしまうのです。
★親が好きなものは子供も好き?
毒親は自分が好きなものは子供も絶対に好きだと思い込んでいます。
毒親が好きなものを嫌いだというと「どうして?」「ワガママだ」と批判してくるのです。
親子は別人格だというのが理解できないのでしょうか?
趣味も嗜好も全く違うということを理解してほしかったです。
別のエピソードですが、入院した時に親がマシュマロを持ってきたことがあり、一人っ子にもかかわらず、毒親は子供がマシュマロ嫌いだということをわかっていませんでした。
結局自分が食べたかっただけのようです。
些細な事ですが、小さな勘違いが大きな溝を生んでいくのです。
毒親育ちあるある5選!その4:心の奥底では常に相手への不信感
幼少期に親から十分な愛情を与えられていないとどうなるのでしょうか。
相手に対して否定的になったり、自分を過小評価することにもつながってくるのですが、愛情を得られなかったということは、自分も十分に傷ついているわけです。
相手に対しても常に「この人も自分を傷つけるのではないか」「裏切るのではないか」と否定的な考えに陥ってしまうのです。
逆に相手に対して依存していく人もいますが、相手への不信感となってあられてくる場合もあるのです。
ルールを守ることが嫌いなのも特徴です。
なぜなら相手に支配されていると感じるからです。
毒親に支配されてばかりきたからなのか、そう感じてしまうのです
ただのお願いでも、要求に応えることができなかったら報復を受けるかもしれないと恐れているのです。
この考えが被害妄想につながり、相手の事も信じることができなくなっていくのです。
★自分で行動を決められない
毒親育ちは自分で行動を決めることができない人が多いです。
毒親の軸にあるのは自分ではなく世間だからです。
自分の意志に従って行動をすれば幸せになれるかもしれないのに、いつまでたっても幸せになれないので、怒りや不信感をずっと抱えています。
子供にも世間体を押し付け、否定されると説明できないので、怒ります。
エレベーターが混んでいて、母は階段、ベビーカーと父親だけという場面に遭遇しました。
ベビーカーの中の2歳くらいの子供に向かって父親はこう言い放ちました。
「ママは君を置いていったんだよ。バイバイってね」と。許せない冗談です。
こんな毒親のもとで育った自分が情けなくなります。
父親に対して殺し屋みたいな目線を浮かべてしまいました。
毒親育ちあるある5選!その5:愛情を試す
大人になり恋愛をした場合、毒親育ちですと相手の愛情を疑ってしまう傾向にあります。
何故なら、幼少の頃に悩みを抱えていても親に相談ができなかったり、十分な愛情を受けられなかったり、育児放棄をされたりなどで、自分は親に愛されていると実感できなかったことが理由と考えられます。
子供は2歳くらいから親に対して試行動をするのですが、これを受け取ってもらえなかったりすると、好きな相手に対しても試してしまう行動に出てしまうようです。
小さい頃に、おもちゃを落としたりとか、飲み物をこぼしたり、本を破いたりなどです。
わざと行っているかは不確かですが、その行動に対して親がきちんと受け入れてくれれば次からはしなくなるものなのです。
子供ながらにわかってくるのでしょう。
そのような行動は子供のわがままに受け取られてしまいそうですが、親の確かな愛情が確かめられれば、わざと困らせるようなことはしなくなっていくのですね。
受け入れられない幼少期を過ごすと、恋人に対しても子供が親の愛情を引こうとするように、嫌われるような行動をとって、愛情を確かめているのかもしれません。
最初の頃はいいかもしれませんが、あまりにも何度もやられてしまうと、やられたほうが相手に対して愛想をつかしてしまいますね。
★振られたショックの腹いせ
高校生の時に社会人と付き合っていた後輩の彼女が地方局のアナウンサーになりました。
社会人にふられたショックで睡眠薬を多量に飲んで自殺をしようとしました。それは後輩の愛情を示すためにわざとやった行為でした。
本当に人を愛しているのなら、相手を傷つけるようなことはしませんよね。
小さい頃に親から十分な愛情をもらえないと、いつまでも誰かを試すことでしか愛情を感じることができないのかもしれません。
屈折した愛情表現ですよね。
毒親から卒業したい人の相談先は?
毒親に悩んでいる人は世の中に多数います。
民間や行政で相談できる窓口がありますので、下記に紹介しておきます。
自分の悩みなんてたいしたことないのではないか、こんなこと相談したら笑われるのではないか、いろいろ考えてしまいますが、まず相談してみてはいかがでしょうか。
結論はでないかもしれませんが、現状よりはよくなることは確かです。
だめならだめで次の手段もありますよ。
もんもんと悩んでいてもつらくなるだけです。
自分の悩みを吐き出せるといいですね。
相談窓口名称 | 相談内容 | 電話番号等 | 受付時間 |
---|---|---|---|
よりそいホットライン (一般社団法人社会的包摂サポートセンター) |
どんなひとの、どんな悩みにもよりそって、一緒に解決する方法を探します。 | 0120-279-338 | 24時間(年中無休) |
いのちと暮らしの相談ナビ (NPO法人自殺対策支援センターライフリンク) |
生きる支援の総合検索サイト | http://lifelink-db.org/common/ |
電話占いで家族の悩みを相談する人が急増中!
民間や行政も悪くはないけれど、気楽に相談できる窓口はないのかと探している方のために、電話占いはどうでしょうか。
身近な友人にも兄弟にも、配偶者にも相談できない場合、堅苦しくなく、友人に話すように相談できる占いに頼ってみるのはいかがでしょうか。
様々な先生がいて、様々な悩み相談を受けてくれます。
1分220円からと値段はかかりますが、それで心が晴れればそんなに高いものではないですね。
口コミも、わかりやすかった、気さくで話しやすかったと概ね高評価になっています。
先生は何名かいらっしゃいますので、口コミを参考に選ぶのもありです。

電話占いと民間等の相談の違いは何でしょうか?
電話占いは料金がかかる分、人を選べるというのがあります。
ある程度経験もある先生方でいろんな方の相談にのっているので、適切な対処ができるはずです。
ちょっとした愚痴も聞いてもらえますので、自分の中の毒を吐き出してしまいたいという場合にも電話占いはむいていますね。
毒親以外にも悩んでいる方は多いでしょうし、気軽に相談というわけにはいかないイメージもあります。
悩み事別にはなっているのかもしれませんが、先生方を紹介しているわけではないので(法律相談などですと、先生の顔写真が載っているサイトもあり)人を選べないのはデメリットかもしれません。
いずれにしても悩んで前に進まないのは、ご本人にとってもつらいことであります。
無料で相談できる民間、行政に依頼してみて、合わないと感じたら電話占いという方法もあります。
いい解決方法がみつかるといいですね。
まとめ
毒親あるあるに関するお話と、相談先などを書いてきましたが、ここで要点をまとめておきます。
毒親育ちあるあるから主な5選を書きました。
- 依存心が強い
- 自己を肯定できない
- 批判されると極端に嫌う
- 心の奥底では常に相手への不信感がある
- 愛情を試す
5選に対する数々のエピソードも記載しました。
毒親育ちは一朝一夕には変えられないかもしれません。
子供の頃に植え付けられた傷というのは長い間尾を引くものです。
自分の家庭が普通だと思っていたのに、周りの子どもたちと違っているから気づいたとか、自分の性格の問題かと思っていましたが、実は毒親のせいだったと30歳過ぎに気づいた人もいるのです。
毒親育ちは、自分も毒親にならないかと不安になりますね。
まずは、自分を肯定してあげることから始めてみてはいかがでしょうか。自分を愛せない人は、本気で人を愛することなどできないでしょう。愛に似せたストーカーになってしまう恐れもあります。
自分が自分の親になってみるのです。自分が親だったらどういう風にいえば傷つかないで済むのかなとか、考えてみるのです。
毒親はかえられないので、自分を可愛がってあげて、自ら人生を変えていきましょう。
そして、一人で悩んでいないで、誰かに相談してみましょう。
昨日まで悩んでいたことが、明日は少しでも解決できますように。
心からお祈りしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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