- 「母が再婚したけれど、相手の男性が気持ち悪い」
- 「再婚相手が嫌いなので結婚式にも出てほしくない」
- 「介護や葬儀、相続はどうなるの?」
母親が再婚をしている女性の方であれば、このような悩みをお持ちではありませんか?
私自身も母の再婚相手が嫌いで、大人になって割り切れるまでに大変苦しい思いをしました。実は、これから紹介する『継父対処法』を実践すれば誰でも簡単に解決することが可能です。
この記事では、継父を持つ方の実体験や、弁護士の先生のアドバイスをもとに以下のポイントを解説します。
- 母の再婚相手が嫌い!気持ち悪い!どう呼ぶ?
- 母と再婚相手へ自分の気持ちを伝える方法は?
- 母の再婚相手に結婚式にでてほしくない場合は?
- 相続、葬儀、介護はどうなるの?
- 母親に離婚を迫るのもあり?
母の再婚相手が嫌い!気持ち悪い!
どうして母の再婚相手を嫌いになってしまったのでしょうか?
経験者のお話から5つご紹介します。
- 実父ではないのに父親面してくる
- 実子だけをかわいがり邪魔者扱いされる
- 母の財産目当てで、仕事をしない
- 母や自分に対してえらそうにする
- 再婚してから母が女っぽくなって気持ち悪い
再婚相手は実の父親ではなく他人であることから、娘側は拒絶感や疎外感をもつことが多いです。また、母親が女っぽくなることを気持ち悪く感じて相手を嫌いになることもあります。
母の再婚相手が嫌い!どう呼ぶ?
幼い頃に母が再婚をして本当の父親のように育ててくれたのであれば、自然に「お父さん」と呼べるかもしれませんが、この記事を読んでいるあなたは絶対に「お父さん」とは呼びたくないですよね。
ある程度大人になってから母親が再婚をした場合には、あだ名や名前で「〇〇さん」や、単純に「おじさん」と呼ぶ人が大半です。私の場合も「〇〇さん」と呼んでいますが問題はないです。
あまり関わりがないのであれば無理に親しくしなくても良いと思います。
母親がどう呼んでほしいか、再婚相手がどう呼ばれたいかを質問できるようであれば直接聞いてみるのもアリですが、再婚のタイミングや関係性などは人それぞれですので、あなたのペースで呼びやすい方法で呼ぶのがベストでしょう。
母に再婚相手への気持ちを伝える方法は?
あなたには受け入れがたい継父ですが、母にとっては今後の人生に必要な再婚相手です。母親の幸せを願うなら、ある程度の割り切りも必要です。
小さな不満を全て母にぶつけるようなことはやめましょう。
ただし、再婚相手があまりにもヒドい人で母に不利益が生じる恐れがあり、心配な場合などには娘からのアドバイスとしてあなたの意見をしっかりと伝えてください。
母が再婚したばかりで舞い上がっているときには娘の忠告も聞かず、怒り出す可能性もありますが本当に母に必要な情報であれば諦めずに時間を置いてくりかえし説得をしていきましょう。
母の再婚相手に自分の気持ちをどうやって伝える?
母の再婚相手に「嫌い」「気持ち悪い」などの直接的な言葉であなたの気持ちを伝えることはケンカやトラブルの原因になるので避けてください。
しかし、母親に気を使い、再婚相手と無理に仲良くしてあなたが疲れてしまう必要はありません。
言葉ではなく、態度で示していきましょう。
なるべく会わない、話さない、用件があれば母親に話すようにしていれば、再婚相手も自分が嫌われていることに気がつくはずです。
母の再婚相手に関する疑問
①結婚式にでてほしくない場合は?
母の再婚相手に結婚式の出席を遠慮してもらうことはできるのでしょうか?
再婚相手を結婚式へ呼ばないことは可能ですが、両家の親族の中には体裁を気にして「現在の両親を呼んだほうが良い」と考える方もいるかもしれません。
出席者も納得のいく結婚式にするために、母親をはじめ、結婚相手や先方の両親などと事前によく話し合っておきましょう。周りの了承を得られたら、再婚相手を呼ばないことは直接伝えるのではなく母親から伝えてもらってください。
その方があなたもどう伝えたらいいのか悩まなくて済みます。
また、バージンロードは必ずしも父親と歩かないといけない訳ではありません。
実の父親や母の再婚相手を呼ばない場合には、母親や友人、兄弟、その他お世話になっている人にお願いしてもいいですし、はじめから新郎と入場することもできますので検討してみてくださいね。
②相続はどうなるの?
基本的に再婚相手(配偶者)は母親の財産の1/2を相続する権利があります。
また、母親名義の実家に再婚相手と2人で住んでいた場合、自宅の相続者も再婚相手になる可能性が高いです。
さらに、再婚相手の連れ子が母親と養子縁組をしていたり、あなたに兄弟がいると相続の割合が減ってしまうので、事前に母親と相談して相続手続きについて決めておくことが大切です。
③葬儀はどうする?
喪主をつとめるのは故人との関係が深い人で、法的に誰がという決まりはありません。
配偶者、子供、親、兄弟などの中で決め方は様々ですが、母親が亡くなり再婚相手(配偶者)が高齢であれば、跡継ぎの子供が喪主をつとめることが多いです。
再婚相手が亡くなった際にも1番関係の深い人が喪主をつとめれば良いので、あなたはできる範囲での手伝いをすれば大丈夫です。
④介護はどうする?
母親が要介護になったら、まずは配偶者である再婚相手が介護をする必要があります。
しかし再婚相手に事情があって、母親の面倒をみられない場合には子供が介護をする義務があります。
母親の再婚相手が要介護になった場合には、配偶者である母親をはじめとして、法律上は実子や親兄弟などの直系血族が介護をしなければなりません。
ただし、あなたと再婚相手は法的には親族(一親等の姻族)であり、特別の事情がある場合には家庭裁判所から扶養義務を課せられる可能性があります。
どうしても我慢できない場合は母親に離婚を迫るのもあり?
母の再婚相手が嫌い過ぎてどうしても我慢できない!母に離婚や、親子関係解消を迫ってもよいものでしょうか?
できれば避けましょう。
母親の人生は母親のものなので再婚相手をあなたが決める権利はありませんし、いくら親子関係を解消しようとしても、あなたの母親である事実は一生変えられません。
自分が選んだ再婚相手のことを悪く言われるのは母親も良い気分にはなれないので、伝えたい事があれば感情的にならずに母親の心情も考えながら話をしてください。
もし、話をできる状況であれば実父に相談をしてみるのも1つの手段です。
まとめ
今回の記事のポイントをまとめてみます。
- 再婚相手は実の父親ではなく他人なので、子供側は拒絶感や疎外感を感じやすい
- 再婚相手への小さな不満は割り切る、直接「嫌い」とは言わずに接点を減らし態度で示す
- 周囲の了承を得られれば、再婚相手を結婚式に呼ばないことは可能
- 再婚相手は財産の1/2を相続する権利があるので、事前に母親と相談しておくことが大切
- 再婚相手が亡くなった際はできる範囲の手伝いでOK
- 再婚相手に特別の事情がある場合には扶養義務を課せられる可能性がある
- 母親に離婚や、親子関係解消を迫ることは避ける
母親の再婚相手には複雑な感情を持ってしまいますが、今回ご紹介した『継父対処法』を実践して、あなたの悩みが解決することを願います。