長女であるがゆえに苦労した事や損をしたことってありませんか?
例えば、しっかり者だと勘違いされたり、親からの愚痴を聴かされたり・・・
その上親が毒親であれば余計に損をしているなー、と感じる場面は多いのではないでしょうか。
「毒親から抜け出したいけどどのようにすればいいのかわからない」
「自分だけじゃなく下の子も毒親から守りたい」
というように悩んでいる方向けに、毒親から自分達を守る方法をご紹介していきます。
この記事を読んでいただければ、あなたや下の子が毒親からの苦しみを軽減することが可能です。
毒親の特徴や毒親にならない方法についてもご紹介しますのでぜひご一読くださいね。
毒親の長女は大変!損をしている場面とは?
下の子に比べてなぜか自分だけが毒親から被害を受けているなんて事はありませんでしたか?
実は長女であるがゆえに損や役回りをしてしまっていることが多々あります。
では具体的にどのような場面で損をしてしまっているのか見ていきましょう。
自分のしたい事ができない
毒親から「これをしなさい」「あそこの大学に行きなさい」と過干渉になられやすいのが長女になります。
なぜなら、親にとって最初の子供であるためどのように教育、育児をすればいいのかわかないためです。
ストレスのはけ口になる
毒親の多くは心に問題を持っています。
そのため、恐怖心や劣等感などストレスを抱え込んでいて自分に余裕がない場合がほとんどです。
余裕がない時は、人に強く当たってしまう事ありますよね?
そんな時、一番長く一緒にいて身近である長女がストレスのはけ口になってしまう事が多くあります。
自分への愛情が薄くなりやすい
家庭内の問題や姉妹間での問題の責任を押し付けられたり下の子にはいい物を買ったり差別を受けてしまうことがあります。
毒親自身が、差別を受けてきたことが原因で知らずのうちに自分も否定する側になってしまっているということがあります。
親の代わりをする必要がある
毒親が掃除や洗濯をしてくれないために、長女が代わってするというケース。
毒親は友達とごはんや、家でゴロゴロしているだけで子供の世話をしてくれない。
そういう場面で、下の子に掃除や洗濯をさせるわけにはいかず、消去法で長女がやっているという方もいらっしゃいます。
そもそも毒親とは
そもそも毒親とはどういったものなのかといいますと子供にとって毒となる親の事を毒親といいます。
その毒親にはいろいろなタイプがいます。
これからその毒親の特徴やなぜ毒親になるのかをご紹介していきます。
特徴
無関心タイプ
子供に対して興味をもっておらず、必要な教育や育児をしてくれない毒親がこのタイプになります。
毒親自身の趣味や友達、仕事など子供以外に熱中していることがあるため子供に対して無関心になってしまうからです。
こういう親は、育児という大変さから現実逃避をしたいという気持ちや独身時代の未練があるため無関心になってしまうケースが多いです。
過干渉タイプ
子供の行動に、自分の意見や趣味を押し付けてしまったり子供のしたい事は無条件でさせてあげる、というような親は過干渉タイプに当てはまります。
親は、子供が成長するにつれてだんだんと自分から離れてしまうような気がしてしまうものです。
ですから、子供が親から離れないようになんでもしてあげることによって過干渉になってしまいます。
子が親離れをしようとしているのに、親が子離れできていない状態になっているということですね。
暴力・暴力タイプ
親自身に嫌なことがあったり、ストレスが溜まっている時、子供に暴言や暴力を振るってしまう人はこのタイプです。
このタイプのやっかいなところは暴力や暴言も子供を躾けるためには仕方ないと思っていることです。
暴力を振るって子供に恐怖心を与えるほうが言うことをきかせやすいと思っているのでしょう。
支配タイプ
子供の食べるもの、恋愛相手、読み書きするもの、就職先など必要以上に厳しく管理してくるなんてことはありませんでしたか?
親自身の思い通りになれば褒められますが、逆に思い通りにならなければ機嫌を損ねて厳しい口調で怒る。
そんな子供のすること一つ一つを支配するかのような親はこのタイプに当てはまります。
なぜ毒親になる?
発達障害
発達障害とは生まれつき脳の発達に障害があるということです。
その中でも自閉症スペクトラム障害(ASD)や意欠如・多動障害(ADHD)が原因で毒親になってしまいます。
自閉症スペクトラム障害は、空気が読めないことが原因で自分の考えを子供に押し付けてしまうことがあります。
意欠如・多動障害は、すぐにイライラしてしまったりもの事がやり遂げられないという特徴があります。
ですので、子供に対して暴言を振るってしまったり育児を放棄してしまうということにつながってしまうわけですね。
精神疾患
代表的なものに、うつ病やパニック障害があります。
うつ病を発症してしまうと不安や焦りという症状が出てきます。
そのため、子供にどう思われているのか不安になってしまうことで過保護になってしまうケースもあります。
親自身も毒親に育てられていた
親自身も毒親に育てられた事で「自分は本当に生きていていいのか」「捨てられないか」という不安がこみあげてきてしまい、周りの目を気にしてしまいやすい特徴があります。
相手の感情が気になり、嫌われる事や離れられる事に恐怖や不安を覚えるため過保護になってしまうわけですね。
家庭環境
何らかの理由で母子家庭または父子家庭、夫婦仲が悪い、介護を要するほどの親や兄弟がいる、親自身が望んでいない結婚や出産等の理由で親自身にストレスがかかってしまっている事が原因ですね。
自分に余裕がないために子供に愛情を注ぐ体力や気力がなくなってしまうのです。
毒親に育てられた特徴は?
自分を大事にしてくれない男性を選ぶ
「なんでこんな事ができないの?」「早く家から出て行って」と自分を否定されるような暴言を吐かれてきたためにマイナス思考になってしまいがちです。
私の知人にも毒親育ちの人がいますが、まさにこの特徴が当てはまっていました。
なぜ遊び人みたいな人とばかり付き合うのか聞いてみたところ
「割り切った関係の方が精神的にすごく楽なんだよね。別に捨てられてもいいっていう男だったら、本当に捨てられてもあまり傷つかないし」
と言っていました。
いざ自分の本当に好きな人と付き合うと、自分なんかのどこを好きになってくれたのか気になって不安になることが多かったのだとか。
自己否定ばかりする
毒親から「あなたはできない子だ」といわれ続けていたために自己否定をしてしまう人は多いです。
誰だって自分の事を否定されたり、バカ呼ばわりされたら「自分はダメだ」と思いませんか?
特に子供の頃は自己形成に大きくかかわる重要な時期。
その大事な時期に自分を否定するような言葉を投げかけられてしまえば「自分はだめなんだ」と自分に自信が持てなくなってしまうのです。
人の顔色ばかり気にする
暴言や暴力を振るわれてきた人は、人の顔色ばかり気にする特徴があります。
暴言や暴力を振るわれてきた人は、「これをしたら親に怒られるんじゃ・・・」という恐怖心が植え付けられてしまっています。
その恐怖心があるため、親だけでなく他人の顔色ばかりを気にするようになってしまうわけですね。
毒親へ長女としての対処する方法は?
毒親の対処法は?
毒親と、今の関係を続けていく事はすごくしんどいことですよね。
ですので、以下に毒親へはどのように対処すればいいのかをご紹介いたしますのでぜひ参考にしてみてください。
- 距離を置く
- 毒親への態度を変える
- 公的機関や親戚、祖父母に相談する
- 家庭以外の人間関係を重視するようにする
以上4つの方法があります。
毒親への態度を変えるとは、今まで黙って耐えてきたのであれば少し反抗してみるということです。
ずっとあなたがだまったままでは、毒親も思い通りになる子供だと勘違いしてしまうためですね。
やめてほしいという自分の気持ちを伝えても態度が変わらない場合は一度反抗をしてみるのも一つの手ですね。
長女ならではの対処方法は?
上でご紹介した、「誰かに相談をする」ということは長女であるあなたでしかできないことです。
なぜなら、下の子も同じように毒親から被害を受けているのであれば親への恐怖心から誰かに相談することをためらってしまうはずだからです。
誰かに相談を持ち掛けるというのはすごく勇気が必要な行為ですが第三者が介入してくれることで毒親の考えが変わる可能性だってあります。
自分だけでは解決できないと判断したならばすぐにでも相談を持ち掛けるようにしましょう。
長女が下の子に対して毒親から守れる方法は?
- 一緒にいてあげる時間を増やす
- 自分が早く家をでて、下の子をかくまってあげる
この2つが長女が下の子にしてあげられる事です。
一緒にいてあげる時間を増やす事は直接毒親からの攻撃から守れるわけではありませんが、下の子と一緒にいてあげる時間を作ることで精神的負担を軽減することは可能になります。
不安に思ったり怖い時はだれかと一緒にいた方が安心しますよね。
長女が下の子の心のケアをしてくれるだけで、家庭へのストレスも少なくできるので、ぜひ一緒にいてあげる時間を増やしてあげてください。
自分が毒親にならないためには?
毒親の特徴をご紹介しましたが、誰も毒親になりたいなんて思わないですよね。
だから、自分も知らずのうちに毒親になってしまっていた、なんてことは絶対に嫌ですよね。
ではどのようにすれば自分も毒親にならずに済むのでしょうか。
自分に非がある事は謝る
親の言っていること・やっていることはすべて正しいということはほとんどありません。
親だって人間ですから間違や勘違いはあります。
でも、毒親は子供に謝るということをしない人が多い事が現状です。
誤ってしまうと自分が間違っていたことを認めてしまい親としての威厳を失ってしまうからですね。
自分の非を認めて謝る事が恥ずかしい気持ちはわかります。
でも親の謝罪がないことで子供との関係に大きな溝を作ってしまう事もあるので自分に非があることは謝るようにしましょう。
否定しない
子供の事を否定ばかりしていると自己否定ばかりするようになってしまいます。
誰だって自分の事を否定され続ければ「自分はダメ人間だ」と自分でレッテルを貼ってしまいますよね。
逆に子供がやりたい事を褒めたり容認することで子供は積極性をもつようになり精神的な満足感を得られるようになります。
もちろん何でもかんでも許してしまえ、という訳ではありませんが子供の気持ちを尊重してあげる事も親の役目の一つですよ。
自分自身にストレスをため込まない
ストレスを抱えこんでしまっていると心に余裕がなくなってしまい他人に強く当たってしまう人は多いのではないでしょうか。
育児というものはすごく大変で疲れも溜まってしまうことでしょう。
しかしそのストレス発散の矛先を子供に向けてしまっては自分がなりたくないと思っていた毒親に1歩近づいてしまいます。
ストレスをためこまないため、たまに趣味に没頭する時間を作ったりママ友や友人との電話をしたりして自分の時間を少しでも持つことが大事ですよ。
まとめ
今回の記事のポイントをまとめてみます。
毒親の長女が損をしている場面
- 自分のしたい事ができない
- ストレスのはけ口になる
- 自分への愛情が薄くなりやすい
- 親の代わりをする必要がある
毒親になる原因
- 発達障害
- 精神疾患
- 親自身も毒親に育てられていた
- 家庭環境
毒親の対処法
- 距離を置く
- 毒親への態度を変える
- 公的機関や親戚
- 祖父母に相談する
- 家庭以外の人間関係を重視するようにする
自分が毒親にならないために
- 自分に非がある事は謝る
- 否定しない
- 自分自身にストレスをため込まない